内容説明
女王の髪から生じるという、不思議な金の炎によって守られた炎杳国。ある時、炎杳国との戦に敗れた夜冗国は、女王より和平の証として公主の婿を要求されたのだった―。盛大な婚礼の最中、炎杳国公主・宝蘭は初めて見る夫、夜冗国公子・宵雪の、血のように赤い瞳に強く惹かれた。そして、宵雪もまた敵国の公主の可憐さに目を奪われ…。意に染まぬ、政略で結ばれた二人の恋の行方は!?ルルルカップ読者支持率No.1の文庫化。
著者等紹介
葵木あんね[アオキアンネ]
第1回ルルルカップに応募する。応募作の「女王家の華燭」を長編用に加筆・修正しデビュー。7月2日生まれ。熊本県出身、東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
37
敗戦国の公子・宵雪は紅い瞳の持ち主故両親や兄弟たちからも嫌がらせを受けていた。勝戦国炎杳国公主・宝蘭の婿にと望まれて嫁ぐ者が居ない以上宵雪しかない。お互いを魔物のように思っていた二人が幸せを掴むのは早かった。昔の見合い結婚、今の若い人のようにマッチングアプリ?よりずっと安心かも(#^.^#)。2024/05/16
ぐっち
23
作者さんのデビュー作。中華風ファンタジーっぽく、固め(漢字多め)で始まるけれど、けっこう序盤から、ヒーローとヒロインがラブラブ。ツンデレヒロインのいちゃラブを堪能できました。2016/05/15
でんか
15
ふつうなかんじ。なんというか読みやすい本です。お話の進行も滑らかで、文章もお上手だと思います。ヒロインの口調が、「~じゃ」なのがちょいと違和感あるかな。そしてヒーローがえらく老成しているのに慣れるかどうかというところ。 2017/12/10
さなえ
10
お互い相手を化け物と思ってしまい、誤解ばっかりの初顔合わせだったが、その後はさしてこじれることもなくなかなか良いカップルだった。しかし、悪役の家族の事情やヒロインの夫宵雪の家族の事情等もっとおもしろくなりそうなところが残っていてなんだかもったいなかった。2016/11/21
U
8
らぶらぶだった!妾口調で、つんでれなお姫様可愛かったです。それにしても二人してひと目惚れなくせに二人して怪物なんだとか思ってるとこが可愛過ぎるw2010/05/30
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