内容説明
エノーラ・ホームズの下宿先の女主人ミセス・タッパーのもとに、暗号のような脅迫状が届いた。困惑したミセス・タッパーに脅迫状の解読を頼まれたエノーラは、さっそく調査を開始。が、その矢先、女主人が誘拐されてしまう!部屋に残された「昔の青いドレス」から、エノーラは事件の手掛かりが偉人ナイチンゲールにあると気づき彼女を訪ねる。しかしそこに兄シャーロックが現れて…。
著者等紹介
スプリンガー,ナンシー[スプリンガー,ナンシー][Springer,Nancy]
1948年アメリカのニュージャージー州生まれ。ファンタジー、マジックリアリズム、ミステリー、現代小説など、幅広い分野にわたる作品を発表
杉田七重[スギタナナエ]
翻訳家。東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
21
エノーラついに社交界デビュー?!今回の大物ゲストはあのクリミアの天使。彼女について次々戦場へ向かっていった若い娘達がいる事を思うと、シャーロックが妹に安全で慎ましやかで家庭的な娘に育ってほしいと願うのも無理はないのかもしれないと、思いつつ、でもぴしゃりとその願いをはねつけられたところは、ちょっと胸がすきました。エノーラは何をやっても、その野生的な心を止めることなんて、出来ないでしょうから。二人が同時代を生きていた事を考えると、このホームズシリーズの娯楽性を改めて見直したいと思いました。2012/01/22
彩羽
3
この終わり方で次巻未発行て酷い>_<2014/08/10
ろばみみ
2
刊行済みの5冊読了。これは5巻目で、巻を追うごとにおもしろくなる。最終巻の6巻が未訳なのが残念。翻訳の完成度にくらべ、刊行レーベルが合わなかったのでは。ハヤカワ等、成年向けミステリレーベルで再刊してほしい。挿絵は要りません。2020/01/27
ぽんとぽこ
1
素直に兄を頼れないエノーラがちょっと不憫だ。2011/01/06
ERI君
1
シリーズとしての全体がうまく構成されているのか、なかなかうまく盛り上げてくれる。有名人の取り上げ方も良い。2010/04/06