ガガガ文庫 やがて恋するヴィヴィ・レイン〈３〉

犬村 小六【著】

小学館（2017/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 260p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094516814
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれ…

ウルキオラ暴動から三年……。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を許可する。
だが皇帝の血を引くジェミニも皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれる……。

「子どもだった。見た夢が幼すぎた。あの約束は世界を破壊してしまう」

「飛空士シリーズ以上！」との声も上がってきた、魅力的なキャラクター設定で圧倒的話題の一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語、第三巻。

犬村 小六［イヌムラ コロク］
著・文・その他

岩崎 美奈子［イワサキ ミナコ］
イラスト

内容説明

ウルキオラ暴動から三年。神聖リヴァノヴァ帝国においてルカはジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていた。ルカの編み出した新戦術は三次に及ぶ「ドル・ドラム戦役」においてその威力を発揮し、帝国軍総司令官ヴラドレン皇太子はルカに作戦会議への参加を特例で許可する。だが一方で、皇帝の血を引くジェミニは皇太子を排除すべく暗躍を開始、ルカは皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれることになってしまった…。魅力的なキャラクターたちが織りなす一大軍事戦記。さらにさらに加速する恋と会戦の物語！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

ウルキオラ暴動から三年後を舞台にした第3弾。ルカが皇位継承を巡る争いに巻き込まれる話。物語が加速すればするほど悲しみが増していくとか、犬村先生鬼畜すぎるぜ。ルカに嘘を吐き続けるアステルとミズキの葛藤。そしてラストのファニアの涙。ヒロイン達の姿はただただ切なすぎるわ。ルカ達の置かれる状況も息つく暇もなく変わっていくし、この作品は一度読むと片時も目が離せませんね。新たな仲間と共に大きな転換点を迎えた訳ですが、果たしてこの先彼等を待ち受ける運命はどうなるのか。次巻が楽しみすぎて仕方がありません。早く読みてー。

2017/05/20

[よっち]

ウルキオラ暴動から三年。ジェミニらと共に帝国最強の独立混成連隊として勇名を馳せていたルカがヴラドレン皇太子と出会い、皇位継承を巡る闘争へと巻き込まれてゆく第三巻。共闘してきた二人にとって転機となったドル・ドラム戦役とヴラドレン皇太子との出会い。それぞれルカに言えない秘密を抱え、切ない嘘をつき続けるアステルとミズキ。ヴラドレンもまた面白いお人で、二人のありようからしたら不可避の結末だったとも思いますが、それが巡り巡って何とも皮肉な展開になってきましたね。またまた盛り上がってきましたし早く続きが読みたいです。

2017/05/18

[さばかん]

僅か260ページにおいてこの濃厚さ、濃密っぷり。　　　 リヴァノヴァで4年。積み上げてきた経験と人脈。　　　 そして訪れる転機。　　　　 シリーズ全体としての序が終わった。のかな。　　　 そして破が始まろうとしている。のかな。　　　　 けっこう展開が早い。　　　　　 革命の狼煙を上げろ。　　　　　 今、君に会いに行きます。　　　　　 ミズキの正体も気になるところ。灯台下暗し。いや、幸せの蒼い鳥、かな。

2019/01/22

[異世界西郷さん]

戦列歩兵大好きっ子にはたまらないシリーズ第3巻。今回は神聖リヴァノヴァ帝国に逃れたルカたち一行が帝国軍に入って敵国と戦うお話です。個人的に、皇太子のヴラドレンがなんとも不気味でありながら先を見据えて行動する様がジェミニと正反対な感じで魅力的だったように思います。彼に私の濛気を見てもらいたいものです。願わくば、金正男のような末路を辿らないで欲しいのですが……。最後のファニアも、矯正に結婚のダブルコンボでこの後どうなってしまうのか。次巻が気になります。

2017/07/04

[ランタン]

ジェミニ悪いやつだなあ。割と早く終わりそうよね。

2017/12/31