ガガガ文庫<br> とある飛空士への誓約〈8〉

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ガガガ文庫
とある飛空士への誓約〈8〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094515565
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

エリアドールの七人、再会を果たす――

国家の思惑により「エリアドールの七人」と呼ばれ若き英雄として祭り上げられた七人の士官候補生。しかし時代の狂熱は七人を異なる四つの勢力へちりぢりに引き裂く。
ウラノスにてミオ・セイラとライナ・ベックは、健気な女王ニナ・ヴィエントに心惹かれながらもゼノンの意志に逆らうことができず、煩悶の日々を送っている。シルヴァニア王国には女王・エリザベート・シルヴァニア、ワルキューレ隊長・坂上清顕、副隊長・イリア・クライシュミットが所属し、第二次イスラ艦隊との合流に成功するが、エリザベートはセントヴォルト帝国からの独立を計るとともに、南多島海の三千近い島嶼群、ハイデラバード群島をまとめあげて、ウラノスに対抗しようとしている。ミッテラント大陸を追い落とされたセントヴォルト帝国にて作戦参謀・バルタザール・グリムは、秋津大陸に置き去りとなっている百七十万人の味方将兵を撤兵させ、ミッテラント大陸へ逆上陸させたいが、それには慧剣皇王国と休戦協定を締結せねばならない。
秋津大陸では、連邦制崩壊に伴い再び独立国となった「慧剣皇王国」において、紫かぐらが現政権転覆をもくろんでいるが……。


犬村 小六[イヌムラ コロク]
著・文・その他

森沢 晴行[モリサワ ハルユキ]
イラスト

内容説明

ウラノスに対抗するため、第二次イスラ艦隊と共闘の道を選んだエリザベート。セントヴォルト帝国作戦司令部の中枢を担うバルタザール。ウラノス女王ニナ・ヴィエントを支えるミオは、情報収集のために潜入した後宮において最高司令官デミストリの秘密を知ってしまう。そして慧剣皇王国では、かぐらが軍事クーデターをもくろむが、それは皇王を守護する実兄との対決を意味していた…。「愚かしさがこの状況を生んだなら、さらなる愚かしさで決着をつけよう」。敵味方に分かれたエリアドールの七人は残酷な時代の中心で再会を果たす―

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

64
ウラノスに対抗する為にそれぞれの場所で戦うバルタ、セシルたちと慧剣皇王国で軍事クーデターを起こし戦争を止めようとするかぐらの戦いを描いた話。表紙から何となく想像は出来ていましたが、それでもこの展開は泣ける。どのシーンも熱量がすさまじく、読んでいて心が揺さぶられました。これだけの神展開を読めるなんて本当にこの作品は素晴らしい。全シリーズからの人物も揃ったので、クライマックスへ向けた舞台作りも完璧ですね。ミオにも希望の光が見えてきたし、最終巻が増々楽しみになりました。次巻を早く読みたいです。2015/06/18

よっち

56
天地領有に向け着々と地歩を固めるウラノスに対し、シルヴァニアやセントヴォルト、慧剣皇王国で停滞する状況の打開を図る仲間たちの奮闘が描かれる第八弾。地盤が固まらぬうちに動いて窮地に陥ったニナたち、現政権転覆を目論むかぐらが身を賭して動き出す一方、セシルの思わぬ逆襲により決別していた祖父と再会するバルタザール。熱く厳しい展開が続く中、ハイライトは休戦協定を締結するバルタザールとかぐらの邂逅でしたが。。。著者の愛ゆえか毎回厳しい試練に晒されるミオも今回転機でしたかね。着々とキャストも揃ってきて最終巻に期待です。2015/06/17

いーたん

50
心が震え、鳥肌が立ちます。まさにとある飛空士シリーズのクライマックスであり、総力戦であり、オールキャストになってきました。海猫ことシャルル、千々石の忘れ形見である魔犬。前巻から本格的に参入してきた第二次イスラ艦隊。地上世界の国家が総力を結集して、いよいよウラノスとの最終決戦に向かっていく。その中で、『追憶』『恋歌』そして『誓約』の登場人物たち物語はどのように終わりを迎えるのだろうか。願わくば彼ら全員に幸福が待っていて欲しいと切に願います。今回、かぐらがあんな事になっても、実は・・・を期待したいです。2015/06/21

さばかん

31
物語が急速に収束へ向けて加速している。  震える。胸が熱くなる。目頭が熱くなる。至高の面白さ。  役者は揃った。  いざ、決戦の地、プレアデスへ。   『交わした誓約を、果たそう』2015/11/16

星野流人

28
いよいよシリーズ完結編直前となる、第8巻……飛空士の通算で言えば16巻目か。今回は清顕、イリア以外のエリアドールの七人の動向が気になるエピソードが多かったですね。バルタザールについに火を吹くかつてセシルに送ってしまった手紙とか、ニナの悪評を得意げに披露するバルタザールとか、バルタザールだけコミカルなシーンが多かったがなんともまあ……。物語の最後は劇的に話が動きます。まずはミオがすべての想いをフィオに乗せる場面。そして、かぐらとバルタザールの不自然にいつも通りの停戦協定。ほんと、泣くかと思いました。2015/06/28

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