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出版社内容情報
鬼退治に旅立った桃太郎一行…。一方、鬼の世界では、王位継承をめぐって伐折羅王の子や謀臣が血みどろの戦いを繰り広げる。はたして桃太郎は、鬼同士の戦いをしずめ、世界の平和を取り戻すことができるのか!
内容説明
怪力の持ち主・金太郎に仙法の達人・浦島と、力強い仲間を得た桃太郎一行は、一路「黄泉の塔」をめざす。その塔には、六年前、鬼ケ島で「鬼と人とが手を取り合って平和に暮らすこと」を誓ったえんま王が、謀反人として幽閉されているというのだ。はたして桃太郎は、えんま王を無事救出し、奸臣カルラの野望を打ち砕くことができるのか。ふたたび、地上に平和は訪れるのか。地獄から続々這い出す悪鬼たち相手に、閃く正義の刃。桃太郎の凄絶な闘いの旅は、続く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミドリカメ書房
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スーパーファミコンの傑作「新桃太郎伝説」のノベライズ。下巻はいよいよ核心に入り、地獄の参謀で黒幕というべきカルラの大きな見せ場となる。終盤の伐折羅王とのやりとりとその結末は、原作とは違う展開を見せさらに燃え上がる。ゲームのノベライズというカテゴリを外しても、歴史フィクションとして屈指の名作だと思います。もちろん、原作のゲームも。
のりきよ
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ずっと読みたいと思っていた絶版の本。国立国会図書館の東京本館で上下巻共に読むことができました。ページ数の問題もあってかゲームよりもかなり内容は省略されてはいたが、そこは上手く筆者のオリジナリティを交えた構成でまとまっていた。最後のあとがきにて、さくまあきらが筆者に「新桃太郎伝説」の続編のオリジナル小説の執筆を命じたと書いてあるのが凄く気になるけど、もう本書の出版から長い年月が経っていることを考えるとそれは実現しなかったみたいだから残念。2013/03/05