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出版社内容情報
不思議な力を持つ「祁内」の暖かな感動物語
K県警分署の若い小林巡査が双子の弟を虐待したと自首。妻と娘に去られた冴えない刑事安積が内偵を始めたが、そこに現れたのが、謎の男「祁内」。彼は、不思議な力で安積を導く。意外な結末と感動。祁内って何者?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎
2
再読。前回と異なる印象に驚いた。巨悪も極悪もない、日常の悪意。病院の中庭での少年の告白に対し、安積の心に突然溢れる愛情の、純粋で幼いものを守りたいという人間の本能に圧倒される。この愛を持った人間が警察官という秩序を守る人間であるという設定の妙。守るべきものを持った大人たち(父であり兄であり)が、守るべきものをもたない未熟な邪悪に対しどう戦うのか。安積の娘、妻、その父のエピソードが事件の外ではあるが物語を暖かくする。2010/09/09
黎
2
祁内さん、カムバーック!コレで最終章。あっさりとして優しい優しい余韻だけが残る。エロはないけど大人っぽい味わいで楽しめた。事件の解決も「正義が勝つ!」的なものではなくて心にじんわりと喜びと不快感を残す素敵なエンディングでした。2010/08/14
lucinda
1
2004年の作品。たけうち作品にハマった時に買っていたのを積んでいた(汗)。飄々と物語が進むのに、飽きずに読んでしまうのはたけうち作品らしい。今市子さんのイラストと合ってると思う。2011/05/19
たべもも
0
★☆☆☆☆。登録漏れ。シリーズ2。自分には合わないと分かりつつ、今さんのイラストなので取りあえず読んだけどやはり合わず。今読めばまた違う思いで楽しめるかな?2014/08/06