内容説明
一休宗純禅師は、童話や漫画の「一休さん」として知られています。しかし、歴史上に実在した「ほんとうの一休さん」の姿も、一休さんが『般若心経』の解説書を残していたことも、意外と知られていません。本書はその解説書として伝えられている『般若心経提唱』『般若心経仮名抄』『般若心経抄図会』をもとに、解釈を現代語訳。一休禅師が説く『般若心経』の心を、一節ごとにやさしい言葉で現代に伝える初めての本です。本文をイメージした、穏やかな野仏の写真と、一休禅師作の道歌も合わせて掲載しました。ページをめくるたび、しっかりと心の中に刻まれてゆく一冊です。
目次
第１部 心にしみる一休宗純禅師解釈「般若心経」現代語訳（摩訶般若波羅蜜多心経（全文）
摩訶
般若
波羅蜜多
心 ほか）
第２部 一休さんの素顔と般若の智慧（一休さんの生き方；心について考えてみる；忘れられていた「見えない世界」；真実を見る智慧；鏡のような智慧 ほか）
著者等紹介
西村惠信［ニシムラエシン］
１９３３年、滋賀県生まれ。花園大学仏教学部卒業後、南禅寺僧堂に入門。滋賀県興福寺住職となった後、米国ペルデルヒル宗教研究所に留学。京都大学大学院博士課程（宗教学）修了後、花園大学文学部教授を経て、花園大学学長に就任。現在は、花園大学名誉教授。禅文化研究所長
佐藤健三［サトウケンゾウ］
１９３３年、岩手県生まれ。千葉大学卒業後、中日新聞・東京新聞で写真部記者として四十一年勤務。東京新聞写真部長・編集委員を経てフリーに（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ohmi_jin
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あの一休さんが般若心経の解説をしていたとは知りませんでした。この本はその解説を現代にわかりやすくしたものです。なお、巻末には一休さんの般若心経解説の読み下し文も掲載されています。2014/12/23
