出版社内容情報
『水曜の朝、午前三時』著者の長編恋愛小説
私は手記募集で応募してきた女性に関心を持ち面接するが、彼女は女優であり、その波乱の人生に興味を持ち交際を始める。彼女には息子がいたが夫の影はなく、同じく娘を持つ私は共感を覚え密かな情事を深めていった。
しかし彼女の家に出入りするうち私は監視されていることに気づく。そして息子の父親であるかつての「恋人」が指名手配されていることを知る。
著者は2001年11月、書き下ろしの長編恋愛小説『水曜の朝、午前三時』でデビュー。1970年に大阪で開かれた万国博覧会を舞台に国籍問題で引き裂かれていく男女の恋愛をミステリアスな筆致で描いた同作品は、新人作家の第一作にもかかわらず多数の読者の支持を得て、ベストセラーとなった。
本作『別れの時まで』は、著者が10年ぶりに満を持して発表した長編恋愛小説。大人の恋愛の切なさと先が読めないミステリアスな展開に、全国の書店員さんから多数の感動コメントが集まった。
ついに待望の文庫化!
【著者紹介】
1959年秋田県生まれ。立教大学卒業。新聞記者、雑誌編集者を経て、2001年『水曜の朝、午前三時』で作家デビュー。同作は、故児玉清さんの推賞を得て、文庫も合せて累計45万部を超えるベストセラーとなる。他の作品に『ラジオ・エチオピア』、『八月十五日の夜会』、『誰の中にでもいる彼』などがある。
内容説明
ベストセラー『水曜の朝、午前三時』著者が十年ぶりに放った長編恋愛小説、待望の文庫化。「私」は編集者。あるとき手記募集で応募してきた女性に関心を持ち面接をする。その女性、毛利伊都子は女優であり、彼女の波乱の人生に興味を持ち、ほどなく交際を始める。伊都子には息子がいたが夫の影はなく、同じく娘を持つ私は共感を覚え、密かな情事を深める。だが伊都子の家に出入りするうち私は監視されていることに気づいてしまう。彼女の息子の父親であるかつての恋人が指名手配されていたのであった。苦くて甘い大人の恋愛を描かせたら他の追随を許さない著者の、真骨頂ともいえる長編。
著者等紹介
蓮見圭一[ハスミケイイチ]
1959年秋田県生まれ。立教大学卒業。新聞記者、雑誌編集者を経て、2001年『水曜の朝、午前三時』で小説家デビュー。同作はベストセラーとなり、恋愛小説の名手と称される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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