小学館文庫<br> そうだ小説を書こう

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小学館文庫
そうだ小説を書こう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094087383
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

物語を読み進めながら小説の書き方がわかる

本書は、主人公が小説を書くことで、父親として息子との絆を回復する物語であるとともに、何度か挫折を味わいながらも、新人賞を受賞してプロデビューするまでを描いた話である。
文中に小説を書く技術がふんだんに取りあげられ、小説の指南書にもなっている。
作者の山本甲士が出てくるほか、さまざまな習作が作品として登場する。
この作品は、山本甲士が山本ひろし名義で刊行した『君だけの物語』を改題し、加筆改稿したものである。

山本宏司は、会社を左遷され、妻と離婚し東京から佐賀へと転勤になった。小学三年生の息子直幸は、友人の万引き騒動で宏司の説教通りに友達を諫めたために逆に孤立してしまい、そのため対話を拒否されてしまった。
ある日宏司は、図書館で子供が楽しそうに本を抱えているのを見て、自分も物語を書いてみたいと強く思うようになる。そして、システム手帳にこう書き込んだ。
「人生を仕事だけで終えるのか? 物語を作りたい。人々をはらはらどきどきさせたり、わくわくさせたり、あっと驚かせたり、心を揺さぶったりしたい」
宏司は、自ら小説の書き方を学んで、その中で佐賀に住む作家、山本甲士に近づいていくが……。



はじめに
第1章 物語に目覚める
第2章 文章技術を学ぶ
第3章 掌編小説を書き始める
第4章 うぬぼれと挫折
第5章 本当の小説技術を知る
第6章 再挑戦
第7章 君だけの物語を書こう
第8章 書き続けるためのモチベーション

内容説明

山本宏司は、会社を左遷され、妻と離婚しひとり佐賀へやってきた。彼は、対話を拒絶する息子のために小説を書くことで父と子の絆を回復しようと試みるが、問題山積。自分が書いた文章の何がよくないのかさえ判らない始末。そこで彼は、佐賀に住むプロ作家に教えを請うのだが…。試行錯誤を繰り返しながら、新人賞を受賞してプロデビューするまでを描き、主人公と共に小説を書く技術が修得できるという希有な「小説指南小説」。平凡な男が、曲がりなりにも思いを遂げた物語である。山本ひろし名義で刊行された『君だけの物語』を、改題し、大幅に加筆改稿した。

目次

第1章 物語に目覚める
第2章 文章技術を学ぶ
第3章 掌編小説を書き始める
第4章 うぬぼれと挫折
第5章 本当の小説技術を知る
第6章 再挑戦
第7章 君だけの物語を書こう
第8章 書き続けるためのモチベーション

著者等紹介

山本甲士[ヤマモトコウシ]
1963年生まれ。『ノーペイン、ノーゲイン』で横溝正史賞優秀作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

306
指南書風といえなくもないが、本当に小説が好きで物書きを目指している人が読んだら、憤りを覚えそうな筋立て。あまり本を読んでおらず、書きたい何かがある訳でもなく、息子にいい格好したいがために、仕事が暇にもなったので、よし!小説家になっちゃおう、と企むあざとい中年オヤジのお話…という見方も、悪く言えば出来てしまう。それでもきちんと、ハートウォーミングな雰囲気に纏まっていて、良い心地で読めるのは流石。句読点の使い方など、読メのレビューを書く時に、地味に参考になるので、これを機に注意していこうと思う。2020/06/03

あつひめ

106
書けたらいいなぁ、書きたいなぁと思う人は読書家の中には多数いらっしゃることだろう。この本を読むと書きたい虫が這いまわり始める。小説の中で小説の書き方を指南する。甲士が宏司を。何ともややこしいようだがそこが面白い。他の方の感想にもあったが、ストーリーを追うものではなく、そこに吹き込まれているエネルギーや、苦悶や喜びを汲み取るもののような気がする。いつもストーリーに気をとられ作品の運び方や複線、また句読点などの使い方までは気が回らなかった。この本を読んでしまったら、今までの読書とはまた違う視点で楽しめそうだ。2013/02/25

ぶんこ

57
離婚、左遷、一人息子からはそっぽを向かれた山本宏司。左遷先の佐賀での仕事は地域の清掃作業。ここまでマイナス要因が続くと壊れてしまいそうですが、息子への本を書きたいという情熱が支えとなる。地元作家に小説指南受けるべく、作家行きつけのジムに入り筋力トレーニングを始める。絶望からの救いは目標を持つ事なんだと伝わってくる。小説を書きたい気持ちは無いので、指南部分は流し読みでしたが、「何度も推敲を重ねる、小説を丸写しにする」というのは、毎回苦しんでいた感想文に使えそうと気付く。数ある作中文が良かったです。2016/09/16

はる

56
会社を左遷され妻とも離婚した男が、離れて暮らす息子のために児童文学作家になろうと決意します。彼が学んでいく過程を追いながら小説の技法を説明していく展開。ノウハウが具体的に説明されているので分かりやすくとても興味深いです。ただ、私は作家になりたいわけではないので細かい箇所はちょっと飛ばし読み(笑)。それよりも、作中に挿入されている児童小説がとても面白くて、それが嬉しかったです(^^)2016/09/04

ジュール リブレ

28
自伝、なのかな。佐賀で小説家を目指す中年男性が、地元在住の作家に教えを乞う形で、小説の体裁を取りながら、いろいろなスキルを習得していく。まずは、書き写してみること。プロットの作り方や人物の描写。こういう目で見ると、また違った景色が見えそうですね。2018/03/12

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