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小学館文庫
戦争童話集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094086355
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「あの戦争と少年少女たち」の感動の物語

〈わたし、馬と話ができるのよ……〉あのこはそういった。村の遠くでサイレンがなり、高い空に、きれいな鳥みたいな飛行機が、いくつもいくつも飛ぶのが見えた。町が空襲にあったのは山あいの村からあのこが消えた夜のことだった。日本がいくさに負けた年の疎開地での少年と少女を描いた永遠の名作「あのこ」他、児童文学の第一人者が魂込めて描いた「あの戦争と少年少女たち」の物語。
抒情的ファンタジーから、大人が語る戦争の真実、そして幻想的童話まで――子どもたちにも大人にも読んでほしい感動の名作16篇を一冊に編集したオリジナル文庫。
収録作品はメリー=ゴー=ラウンド/あのこ/あいつ/黒い馬車/夕焼けの国/七番目の幸福/こぶし/あにい/ユキコボシ/やっぱり、あいつ/ピアニスト/ホタテクラゲ/ひどい雨がふりそうなんだ/まぼろしの海/すてきなご先祖さま/ホテル。
江國香織さん絶讃(帯に推薦文)。装丁は宇野亜喜良さん。

【編集担当からのおすすめ情報】
あの戦争とは何だったのだろうかと考える一冊。

内容説明

「わたし、馬と話ができるのよ…」あのこはそういった。村の遠くでサイレンがなり、高い空に、きれいな鳥みたいな飛行機が、いくつもいくつも町へむかって飛ぶのが見えた。町が空襲にあったのは山あいの村からあのこが消えた夜のことだった。日本がいくさに負けた年の疎開地での少年と少女を描いた永遠の名作「あのこ」など、児童文学の第一人者が魂を込めた「あの戦争と少年少女たち」の物語。抒情的なファンタジーから、おとなが語る戦争の真実、そして幻想的な童話まで―子どもにもおとなにも読んでほしい感動の名作十六篇を一冊に編集した、オリジナル文庫。

著者等紹介

今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年生れ。中学教師、編集者を経て作家活動に入る。代表作に『ぼんぼん』(児童文学者協会賞)、その続篇『兄貴』(野間児童文芸賞)、以上二作品に『おれたちのおふくろ』『牧歌』を加えた自分史四部作(路傍の石文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

14
児童書。うーん、難しい。言いたいことがよくわかりませんでした。『ちいちゃんのかげおくり』や『一つの花』なら分かりやすいのに。2013/11/01

6
子供向け?童話だから?か、ひらがなが多くて読みづらいのが難点でした。漢字にフリガナ打っていたら良かったかなぁと思いました。戦争中の情景がリアルに残酷に描かれているというわけではなかったです。やはり子供向けなのか、でも現代人にはある意味わかりづらい気もしました。2013/05/11

虹の蛇

5
「あにい」が一番印象に残りました。ちょっとすましたお母さんの口から「やばいよ」だなんて言葉が出てくるなんてそりゃあ驚きますよね。「あにい、星がでたぜ、やばいよ」───この言葉からはお母さんが昔、あにいを頼っていて、たぶん親はいなくて、おそらく盗みをやっていて見つかりそうだった、みたいなことが伺われます。今、お母さんとあにいとサブとその子供たちが幸せに暮らしていて、そのことにほっとする、そんなお話でした。2011/11/18

麻野なぎ

4
今江祥智は、以前読んだことがあって、この本に収録されている作品のいくつかも懐かしい作品でした。 今江祥智の作品は、ただただ切なくて、作中の人々は、例えば、『夕焼けの国』の彼ですら、(それは間違いなく悲劇なのだけど)もしかしたら、幸せだったのではなかろうかと、そう思ってしまいます。2016/12/29

なる

3
宇野亜喜良さんの表紙に惹かれて購入。タイトル通りどの作品も戦争の匂いを漂わせている。暗くはないけど重いテーマのものが多い。結びとして用意されている『ホテル』が秀逸。自分も泊まってみたいなあ、と思った。2020/02/02

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