小学館文庫<br> 僕たちは世界を変えることができない。―But,we wanna build a school in Cambodia.

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小学館文庫
僕たちは世界を変えることができない。―But,we wanna build a school in Cambodia.

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  • サイズ 文庫判/ページ数 186p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094086263
  • NDC分類 333.823
  • Cコード C0195

出版社内容情報

カンボジアに学校を! 向井理主演映画原作

向井理主演で2011年秋に公開される同名映画の原作ノンフィクション。医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんな彼が、<150万円を寄付すればカンボジアに小学校が建つ>というパンフレットを偶然見かける。「これだ!」と感じた甲太は、仲間を募り、クラブでのイベントを企画して、何とか150万円の捻出をはかろうとする。それと同時にカンボジアにも出かけ、売春宿で働く少女たちやエイズの問題、地雷除去やゴミ山で暮らす人たち……などの過酷な現実に触れ、自分たちとのダメさ加減と正対することになる。けっしてきれいごとだけを書いているわけではない彼らの行動は読む者に勇気と元気を与えるものとなっている。笑って泣けて考えさせられる青春ストーリー。 TV「王様のブランチ」でも取り上げられ、“いま、自分に何かできることは?”と多くの人の共感を呼び、話題沸騰のノンフィクションを文庫化。


【編集担当からのおすすめ情報】
2011年9月23日(祝)に全国公開される同名映画の原作です。

内容説明

医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんなある日「百五十万円寄付してもらえればカンボジアに小学校が建つ」というパンフレットを偶然見かける。これだ!と感じた甲太は、勢いで仲間を募り、クラブイベントを企画して、寄付金の捻出をはかろうと奔走する。同時に、カンボジアにも出向き、地雷除去、ゴミ山で暮らす家族、売春宿で働く少女やエイズ問題などの過酷な現実に触れ、自分のダメさ加減と正対することになり…。決してきれい事だけではない、一歩踏み出す勇気を与えてくれるノンフィクション。

目次

1 アイワナビルトアスクール(150万円でカンボジアに小学校が建つ!?;ウィーワナビルトアスクール ほか)
2 子供たちに会いに、カンボジア(いざ、カンボジアへ;カンボジア初上陸! ほか)
3 当たり前の日々に感謝(久しぶりに見た東京;日本大学生合同入学式 ほか)
4 笑顔の小学校開校式(経由地の香港にて;走れメロス ほか)

著者等紹介

葉田甲太[ハダコオタ]
1984年兵庫県生まれ。国境なき医師団に憧れ、新潟中越、スマトラ島沖地震のボランティアに参加。百五十万円でカンボジアに小学校が建つ事を知り、大学生メンバーとカンボジアに小学校を建設。カンボジアエイズドキュメンタリー「それでも運命にイエスという。」の監督を務め日本全国で上映会を行う。国際協力カフェ「INSTEP LIGHTS」アドバイザー。現在は都内の病院に医師として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠たい治療家

56
ボランティアもするが、授業をサボったり、ナンパもするし風俗にも行く。流されていく日々に飽き、幸せに慣れ過ぎ、無為に退屈な生活を過ごす。どこにでもいる普通の医大生が偶然見かけた「カンボジアへの寄付」パンフレット。貧乏学生が仲間と勢いで、カンボジアに小学校を建設するため、150万円の寄付金集めに試行錯誤するドキュメント。文章は素人だけに巧くはないが、学生時期の自分らしさの模索と人のために出来る支援と幸せ。カンボジアの蔓延するエイズや貧困問題、ポル・ポト政権時代の虐殺など。とても多くのメッセージが詰まった良書。2012/09/03

せ~や

42
発売当初、買って読んだ記憶がある。「自分がやりたいから、やってみた」というエネルギーはすごい。「やらなければ」よりも、「やりたい」は障がいは多いのに、やりきるはすごい。☆2

Emperor

41
自分の無力さに絶望するかわりに、現実と向き合う勇気をくれる本。この本を読んでからぼくは、できもしないことを軽々しく口にするのはやめました。2019/09/26

佐島楓

30
150万円でカンボジアに小学校を建てる! そう決意した医大生の奮闘記。どんなに頑張っても、軸足が日本にある限り、貧困にあえぐ人々の本当の痛みを知ることは難しい。でも、実際にアクションを起こせるだけの器量がおまえにはあるのか、と問われたら、私だって黙り込んでしまう。世界は変えることができないかもしれないが、ちょっとしたことで人助けはできる。さまざまなことを考えさせられた本だった。2014/07/04

しゅわっち

23
カンボジアフェスティバルで、この本の団体のことを知った。ボランティアの若い女性が引きつけられた内容が知りたくて手に取った。カンボジアでのエイズ、虐殺の歴史を感じたまま書かれている。何も知らずにフェスティバルにいた自分との違いを感じた。昔、発展途上国に行き日本に生まれて感謝した気持ちが再びよみがえる本だった。何か目標が見つからない人に自分の置かれてる環境が理解してもらうためにも読んでほしい本に思いました。また今の若い人は、知らない国に行きたい気持ちはあるのか知りたくなりました。2023/05/06

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