出版社内容情報
癌で子宮を喪った女優が綴った愛と勇気の書
「誰にも言えない秘密ができた。セックスが不自由であるという自分だけの悲しい秘密が――」 癌で子宮と卵巣を全摘出した女優・洞口依子さんが、癌の発覚から闘病、そして回復、再生までを、自らキーボードに向かい綴った愛と涙と勇気のドキュメント。子宮摘出後の身体的変化から、不安や喪失感に苛まれた心のありよう、そしてきわめてシリアスな夫婦間の問題にまで、女として妻として人間として、自らの子宮と対話をするように語り尽くした感動の書。絶望の底から這い上がろうとする力強い姿は読む者の胸を打ちます。彼女独特の言葉遣いで綴られた文章も読みどころのひとつ。解説は小説家の高橋源一郎さん。
内容説明
子宮を喪うということは女性としての存在理由も奪われることなのか?癌で子宮と卵巣を全摘出した女優が、絶望の淵で煩悶しながらも、自らのからだに問いかけ、真正面から人生に立ち向かっていく姿を描いたドキュメント。発病、生い立ち、苦闘の入院生活、そして夫婦のデリケートな問題まで、彼女自身のリアルな言葉で綴っていく。単なる闘病気ではない、ひとりの女性の生き方の書。
著者等紹介
洞口依子[ドウグチヨリコ]
1965年東京都生まれ。高校一年生のとき、篠山紀信氏撮影の「週刊朝日」の表紙モデルとなり、その後「GORO」の激写にも登場、グラビア・アイドルに。1985年、黒沢清監督の映画『ドレミファ娘の血は騒ぐ』で女優として本格デビュー。以後、伊丹十三監督作品やテレビなどで独特の存在感を感じさせる演技を披露。近年は執筆活動も活発に展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱちお
にがうり
kera1019
mawaji
はな
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- 和書
- 千に染める古の色