出版社内容情報
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
著・文・その他
町田尚子[マチダナオコ]
イラスト
内容説明
絵巻物「化物婚礼絵巻」の世界がユーモラスでちょっと怖い絵本になりました。おばけだって結婚したい。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年、福岡県大牟田市生まれ。絵詞作家。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数
町田尚子[マチダナオコ]
1968年、東京都生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
96
【にゃんこまつり2024 少しフライング】 妖怪の男女がお見合いをして結婚、そして子どもが産まれてくる妖怪話。それを恐ろしくて妖しくて、見た事のない美しさの婚礼絵巻にしてくれたのが町田尚子さん。絵本『いるの いないの』の絵で私たちを震え上がらせた方であります。でも、『おばけにょうぼう』に登場する妖怪はどこかユーモラスでもあります。可愛い娘に化けたいという女心は妖怪も人間もおんなじ。結婚前は隠せても、結婚した後は化けの皮が剥がれてしまう...うーん、夫婦生活は安泰なのかしら...2024/02/14
ままこ
96
おばけの若夫婦。女房にはある秘密がありました…。不気味可愛い町田さんの絵が見応えあり。髪飾りも一見可愛いけどよく見るとワイルド。風車にほっかむりあの猫はもしかして(笑)裏表紙の折返し部分、ひょっこり白木ちゃん可愛すぎる〜♡ฅ*•ω•*ฅ♡2020/08/01
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
90
★★★★★かいだんえほんシリーズ・江戸後期の戯画【化物婚礼絵巻】をベースに、文・内田麟太郎、絵・町田尚子。町田尚子は、やっぱり良い、魅力的過ぎてポォっとしちゃう。お化けも人間も、そんなに変わりは無いみたい…フフフ♪(*ФωФσ)2015/06/05
たいぱぱ
89
怖いような気持ち悪いような、それでいて綺麗なようなおばけ女房。町田尚子さんの絵が独特な世界観を産み出してます。因みに怖くはないです。2020/08/24
☆よいこ
87
絵本。おばけの仲人(なこうど)が取り持ったのは、化け猫のお嬢さんと青鬼(もしかしてぬりかべかも?)お嬢さんは化けの皮を被ってお淑やかな花嫁姿。若夫婦にはすぐに赤ん坊が生まれる。周りのみんなもお祝いしてくれ、お化け屋敷でどんちゃん騒ぎ。浮かれすぎて朝が来てしまった▽なんともお洒落で可愛くて不気味なおばけ絵本(*´ ˘ `*)♡出でくる化け物たちもどこかチャーミング。さすがの町田尚子さん、ネコの表情がいい。2022/10/13
-
- 和書
- 千に染める古の色