出版社内容情報
生誕百周年を迎えた日本映画最大の至宝・黒澤明。彼が世界の映画界に与えた影響は量り知れない。彼を師と仰ぐ内外の映画人の作品、エピソードから、世界の映画界に遺された「クロサワ」の遺伝子を探る異色の黒澤明論。
内容説明
日本映画最大の至宝・黒澤明。彼が世界の映画界に与えた影響は計り知れない。スティーヴン・スピルバーグ、フランシス・コッポラ、山田洋次、宮崎駿ら、彼を師と仰ぐ映画人は、その作品の中に黒澤へのオマージュを捧げ、彼の継承者であることを表明している。そこに表出されているのは、彼らに映画人という人生を決断させた父・クロサワへのリスペクトと愛慕である。偉大なる黒澤の遺産は、どのように受け継がれているのか。著者自身が親しく交わった世界の映画の最前線で活躍する監督、俳優の作品、エピソードから、「クロサワ」の遺伝子を探る異色の現代映画論。
目次
監督篇(外国篇(スティーヴン・スピルバーグ;ジョージ・ルーカス ほか)
日本篇(宮崎駿;北野武 ほか))
スター篇(男優篇(三船敏郎;志村喬 ほか)
女優篇(香川京子;原節子 ほか))
著者等紹介
西村雄一郎[ニシムラユウイチロウ]
佐賀市生まれ。早稲田大学演劇科卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員として渡仏。帰国後、映像ディレクターとして、ビデオCM、ビデオクリップを演出。1985年から地元「古湯映画祭」の総合ディレクターを務める。映画に関する著作多数。特に映像と音楽を合体させた評論には定評がある。現在は佐賀大学で教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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