内容説明
ノーベル賞を生んだ世界最大の地下宇宙観測所「スーパーカミオカンデ」が大事故に!二〇〇八年七月に急逝した「次のノーベル賞候補」戸塚洋二博士が、その全貌から、物質の根源まで熱く語った貴重な証言を収載。人類が作った最大の機械「直径十四メートルのシールドマシン」が掘り進んだ空前の海底トンネル「東京湾横断道路」の建設秘話。一九五八年完成の東京タワーの建設を担った伝説の橋梁鳶「不死身のサブ」が一九九八年開通の「明石海峡大橋」までたどった現場魂とは…。次世代に伝えるべき日本の誇り、壮大な仕事を凝縮。
目次
海底で真水の大洪水の秘話「東京湾横断道路」鹿島
東京環七道路下に建造した「洪水防止巨大湖」東京都建設局河川部
世界最大規模の「地上式液化天然ガスタンク」大阪ガス・IHI
200年後まで続く維持管理「明石海峡大橋」本州四国連絡橋公団
ヤンバルに世界初の「海水揚水発電プラント」電源開発
海水揚水発電所で注目の「環境保全復元工事」電発環境緑化センター
建設ゴミの現場処理で威力発揮「ガラパゴス」コマツ
鳥取砂丘横に巨大環境実験所「ガラスドーム」鳥取大学乾燥地研究センター
40年守り続け迎えた定年の日の「東京タワー」日本電波塔
明石海峡大橋で100本完結「産業記録映画」映画製作者
東京タワーから明石大橋へ不死身の「橋梁鳶」黒崎建設
ノーベル賞施設の事故と「ニュートリノ捕捉」東京大学宇宙線研究所
世紀の発見を支えたセンサー「光電子倍増管」浜松ホトニクス
著者等紹介
山根一眞[ヤマネカズマ]
1947年東京生まれ。獨協大学ドイツ語学科卒。1998年「メタルカイラーの時代」の業績に対し「東京クリエーション大賞」で大賞。2005年愛知万博愛知県総合プロデューサー、福井県文化顧問、宇宙航空研究開発機構嘱託、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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