内容説明
莫大な市の財政赤字を即行・即決・即断とアイデアで返済。“チーム武雄市”の非常識な実現力。成功と失敗を繰り返してきた、戦い続ける弱小チームを動かす極意。
目次
第1章 スピードは最大の付加価値―思い立ったらまず行動
第2章 完成力より修正力―走りながら変えていく
第3章 チームで動くvs.1人で動く
第4章 組織コトバを学ぶ、翻訳する
第5章 横並びを無視する
第6章 イヤなことは記号化する―若手にどうしても伝えたいこと
著者等紹介
樋渡啓祐[ヒワタシケイスケ]
武雄市長。1969年佐賀県武雄市生まれ。東京大学経済学部卒業後、総務庁(現総務省)に入庁。大阪府高槻市市長公室長への出向などを経て、総務省大臣官房秘書課課長補佐を最後に同省を退職。2006年に武雄市長選に出馬し当選。当時の全国最年少市長として脚光を浴びる。テレビドラマ『佐賀のがばいばあちゃん』のロケ誘致をはじめ、多くのユニークなアイデアで市の活性化を実現。なかでも2013年4月にカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営を受託し、新装オープンをした武雄市図書館は画期的な公共施設として全国的に話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
65
批判もいろいろあるかと思いますが、こういう首長がどんどん増えて、面白い街づくりをして競えるようになれば、いいなと思っています。樋渡さんの熱を感じる本でした。2014/09/15
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
16
前例にない事に挑戦する勇気、周りを巻き込んでいく力に、学ぶ事が多いです。樋渡さんと言えば、武雄図書館で有名な方ですが、他にも色々な実績を作っており、こんな型破りな市長がもっと居れば地方からもっと日本は良くなりそうな気がします。2015/01/09
うー
10
技師会の学会の時に講演を聞く機会があり、すごく面白かったのでその場で本を買い、帰りの飛行機から読み始めた。 講演のほうが破天荒な印象だけど、本書ではもう少しおとなしい。 そして自分の仕事へのアプローチとも通じるところがあって、今のままで私は間違ってないだろう、と自信を取り戻すことができた。 リーダーになる気はないのだけど、立場上どうしても場を仕切ったり、振り分けたりすることが必要になってくる。 時には自分より上の人も使わなければならないし、ゴリ押しを断らなければいけない場面も出てくる。2015/05/31
かずさん
4
市長の発信力、スピード、実現力って大事ですね。武雄市も、全国的にも話題性のある取り組みが次々と行われていて、ニュースに触れるだけでワクワクしていました。樋渡(元)市長のやり方には批判も多いですが、面白いことを即決・即行すれば人は集まるもの、というのがよくわかります。DVDは余計ですが、学ぶことの多い本でした。2015/08/22
とよぽん
3
「働く」ということに疑問や迷いを感じている人、日々の「仕事」で悩んでいる人に、おすすめです。公務員を長くやってきた自分も、改めて考えさせられることがいくつもありました。ぜひ、武雄市に行ってみたい、と思っています。2014/11/22
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