小学館文庫<br> P.S.アイラヴユー

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小学館文庫
P.S.アイラヴユー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 555p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094082937
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ホリーに突然おそいかかった夫ジェリーの死。泣き暮らす彼女の元に、ある日手紙が届く。中身は開封すべき月が指定された10通の手紙、そして文末にはいつも「P.S.アイラヴユー」の文字が……。それは絶望にくれる妻への思いがけない贈り物だった。家族と友人に見守られながら、徐々に生きる力を取り戻していくホリーを通し、愛の喪失と再生を描いた感動作を林真理子が翻訳。本作は著者の処女作ながら全世界で500万部以上のベストセラーを記録、数々の賞を受賞した。ヒラリー・スワンク主演による映画は2008年10月より日本全国ロードショー。

セシリア・アハーン[セシリアアハーン]
著・文・その他

林 真理子[ハヤシ マリコ]
著・文・その他/翻訳

内容説明

“君はひとりでは生きていけないとぼくに言ったね。でもきっと生きていけるよ、ホリー。ぼくは君の人生の中の一章にすぎない。これからいくつもの章が続くはずだ…”夫の死を受け入れられず、絶望にくれるホリーに届いた、亡き夫からの手紙。それが、すべての始まりだった。本作は著者の処女作ながら、全世界で五〇〇万部以上のベストセラーとなり数々の賞を受賞し、ヒラリー・スワンク主演で映画も大ヒットした。家族と友に見守られながら生きる力を取り戻していくホリーを通し、愛する人との永遠の別れと人生の再出発を描いた感動作を林真理子が翻訳。

著者等紹介

アハーン,セシリア[アハーン,セシリア][Ahern,Cecelia]
アイルランド、ダブリン出身。大学でジャーナリズムとメディアコミュニケーションの学位を取得。二一歳で書いた『P.S.アイラヴユー』はアイルランドで04年最も売れたデビュー小説となり四二か国で五〇〇万部以上出版し、数々の賞を受賞

林真理子[ハヤシマリコ]
山梨県生まれ。1982年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーに。『最終便に間に合えば』『京都まで』で第九四回直木賞、『白蓮れんれん』で第八回柴田錬三郎賞、『みんなの秘密』で第三二回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

33
《購入本》荒削りではあるけれど、読み手を惹きつける魅力に溢れた作品だった。今風に言えば、夫ロスから立ち直ろうとする物語だろうか。登場人物たちはどれも個性が強く、自己中心的でありながら、親友や家族に対する愛情が深い。それぞれのキャラが立っていてキラキラと輝いている。主人公が泣いたり笑ったり落ち込んだりする様子が生き生きと描かれていて、シーンのどれもが目の前に浮かぶようだ。テーマもはっきりすっきりしていて好感が持てる。しかし、やはり日本語との相性は今ひとつか。次は是非、英語の原文で読んでみたい。2017/11/13

きつねこ

27
お気に入りさんの感想に触発されて読了。映画もよかったけど原作もよかった~。亡くなった夫さんからの月々の手紙って感激的。夫さんなくしたホリーの心情を考えると丁寧な描写が涙を誘います。友達や家族のありかたなど、考えさせられる所も多かった。私はお邪魔かなと慰めに行けないタイプだから、ちょっと身につまされる所もあったなあ。最後はちょっとびっくり。ダニエル、そりゃなかろ~。がっかりだ。訳者あとがきは笑えました!2015/01/03

Takeshi Kambara

25
夫を病気で亡くし、悲嘆に暮れるホリーの元にある日届いたのは亡き夫からの手紙だった…。伴侶を失った日からモロクロに変わってしまった世界が、家族や親友、そして手紙の愛で少しずつ再生していくピュア ラブストーリーに最初から最後まで暖かい気持ちで満たされました。何点かちょっと…(^o^;)というシーンはあったがそれは文化の違いなのかな(笑)人生の中で愛する人をいつでも抱きしめることが出来る時間は思いのほか短い様なので大切にしたい、そして大切な誰かを失っても思い出は一生残る事も忘れない様にしたいと思います。2017/02/05

green

14
数年越しの映画からの原作だけど、ジェラルドバトラーがしっかり浮かんだ。ある日、脳腫瘍で亡くなった夫から10通の手紙が届く。それはジェリーからホリーへ送られた人生の道標[リスト]だった。哀しみに暮れていたホリーが一つ一つ勇敢に大切に取り組んでいく姿は心に響く。病気と闘う日々の中で、妻にも友人にも秘密にしてリストを作り上げたジェリーを想うと、そんな夫が宛ててくれたリストをどれ程辛くてもやり遂げていくホリーを見ていると、涙が出てきます。そして、友情と家族愛にも溢れた1冊でした。週末TSUTAYAに行こうかな。2016/03/09

あゆ

12
愛にあふれたお話でした。大切な人が亡くなった、深い悲しみを乗り越えられないんじゃないだろうかと思わせるほどの悲壮感たっぷりのホリーを前に向かせたのは、リストだったろうか、ジェリーはもうわかっていたのではないだろうか。彼女がひとりで立ち上がれることを。彼女のまわりには愛であふれていることを。誰もが遅かれ早かれ直面する喪失感は、それだけではないはずと気づかせてくれる、そんなお話だから世界中で読まれているのでしょう。2014/07/29

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