小学館文庫
小説 あんどーなつ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094082913
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

洋菓子職人(パティシエ)を目指す二十歳の安藤奈津は、就職活動中に和菓子職人の梅吉、竹蔵と出会う。彼らの働く、浅草「満月堂」は、江戸時代から続く老舗でありながら、跡継ぎを失い、若い職人を求めているというのだ。洗練された「五感で味わう芸術」である和菓子と、厳しくも温かい職人の世界に魅せられた奈津は―。「ビッグコミックオリジナル」で大人気連載中の「あんどーなつ」原作者が、自ら書き下ろしたオリジナル小説。和菓子職人への道を歩み始めた奈津の成長を、ものづくりへの真摯な情熱、まごころととも描いた、おかしなお菓子な物語。

著者等紹介

西ゆうじ[ニシユウジ]
福井県出身。コミック作者、放送作家、演出家、写真家として幅広く活躍。「オールナイトニッポン」他、1万本以上の放送番組の台本を担当する。現在、「蔵の宿」「あんどーなつ」「華中華」などの漫画を好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さいたまのたぬき

30
洋菓子職人を目指していた「あんどうなつ」こと安藤奈津が ひょんなことから浅草の老舗「満月堂」で和菓子職人 になるべく奮闘するというお話。 老舗ならではの心づかいであるとか職人の世界の 厳しさの中にあるやさしさなどハートウォーミングな 世界が展開するマンガの原作です。 もちろん読んでいてほのぼの感は抜群。 和菓子を扱った物語だけに 和菓子を食べた時のようなおもわず微笑んでしまう そんな世界観に仕上がっています。 マンガ、小説とすべて目を通していますが メディアの違いで表現が変わるのかと驚きです2014/08/30

まどか

8
漫画の連載中に読んでいたので、未完のまま、原作者が亡くなったのは、とても残念だった。小説は、漫画の初めの方で終わっていたので、続きが読みたくなった。主人公の健気さや礼儀正しさ、周囲の人達の優しさ…元気や遣る気を貰える話だとおもう。2019/08/12

ハメ・ドゥースト

2
★☆☆p.162プロの菓子職人になろうって人間なら、世の中のありとあらゆる所に、仕事に繋がるものがあって、それを耳にしたり、目にしたら、しっかりと頭に焼き付けるものだ。そういう根性がなくちゃ、一流には決してなれない。p.184人と人の出逢いを生かすか殺すか、それはその人の性格がものをいう。p.151秋の夕陽は美しいが、消えるのも早い。その美しい夕陽が映し出すプラットホームに立っていた。p.154閑散とした車内に、右の窓から地平線に沈む間際の夕陽が、一条の光となって差し込んでくる。2016/08/01

aki

2
なっちゃんが可愛い!ほっこりするお話でした。老舗の職人さんの仕事に対するプロ意識に感心、下町の人情に心があったかくなりました。そして案の定、お饅頭が食べたくなりました…2016/01/30

えりんぎ

2
パティシエを目指す20歳の安藤奈津(あんどーなつ)は、和菓子職人の梅吉・竹蔵と出会い、江戸時代から続く老舗でありながら跡継ぎのいない浅草「満月堂」で働くことになる。洗練された「五感で味わう芸術」である和菓子と、厳しくも温かい職人の世界に魅せられた奈津。和菓子職人の道を歩み始めた奈津の成長を、ものづくりへの真摯な情熱、まごころとともに描いた、おかしなお菓子な物語!2015/01/14

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