内容説明
大好評、井沢元彦氏の歴史ミステリー短篇集の第二弾!一九八〇年に「猿丸幻視行」で江戸川乱歩賞を受賞、華々しくデビューを飾った著者の得意とする歴史ミステリーは今も読者を捉えて離さない。「猿丸…」は実在の人物、折口信夫を主人公にすえて物語を展開したが、本書では、かの織田信長を探偵役として登場させるという大胆な発想に、一読、引きこまれることだろう。
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家、1954年愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞。以後作家活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TheWho
12
独自の歴史解釈で異彩を誇る著者が、代表作「逆説の日本史」以前に雑誌に発表された前読の短編歴史ミステリーを集めた「天正十二年のクローディアス」に続く第2弾。他著でも同じように織田信長が、名探偵の如く不可思議な事件を解決する6篇と宮本武蔵の1編、そして大阪冬の陣でトリックをしかけた徳川家康の1篇、計8編の著者歴史ミステリーの萌芽が垣間見れる短編集。どの編も歴史上の人物をフォーカスした面白いミステリーに仕上がっている1冊です。2017/03/31
TheWho
4
再読2020/01/30
鮎川まどか@AnxAn
3
浅井長政離反前の「寛容な」信長が、探偵として(!)活躍する作品をメインとした歴史創作ミステリ。 なかなかに面白い。2011/09/09
たけのうみ
1
32024/05/08
エヌる@遅れてきたルーキー
0
信長が探偵という設定が面白い。当然時代性があるので科学的な捜査はできないし、アリバイや殺害時刻もアバウト。でも成立するのが素晴らしい。2015/07/03
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