小学館文庫<br> 阿佐田哲也コレクション〈2〉ばいにんぶるーす

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小学館文庫
阿佐田哲也コレクション〈2〉ばいにんぶるーす

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  • サイズ 文庫判/ページ数 457p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094082357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

競輪に惚れ込んで、生きる道を変えた元バンドマン・ロッカ。非合法の世界で天下を取りたいと願う非情なノミ屋・和合。元省庁の役人・立花。出所間もない大物老ギャンブラー・鉄五郎―。“フリーランサー”として生きる勝負師たちの壮絶な人生模様を、独特の筆致で描いた阿佐田哲也晩年の名作、長編ギャンブルロマン。ルーレット、競輪、賭けゴルフ、チンチロリン、オートレース、手ホンビキ、闘犬、ポーカー、さらには“誰が死ぬか”まで。あらゆるギャンブルが登場する。何をおいても賭け続ける男たちの、果てしなき戦いの譜。

著者等紹介

阿佐田哲也[アサダテツヤ]
1929年東京生まれ。雑誌記者などを経て作家活動へ。阿佐田哲也の筆名で麻雀を題材にしたギャンブル小説を多数発表する一方、本名の色川武大名義で主に純文学、井上志摩夫名義で時代小説などを執筆。89年心筋梗塞で倒れ死去。享年60歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hirayama46

4
競輪や手本引きなど、さまざまなギャンブルが登場しますが、メインキャラがプレイヤーだけでなく胴元の立場で活動することも多く、そのあたりはギャンブルというよりは非合法のベンチャービジネス的な雰囲気があったように思えます。カタギにも通じる部分はあるとはいい条、やはり賭博に生きる者は業が深いとは思いますね……。とはいえ、昨今は真面目に生きる人がやる必要がなさそうなことをやっている人が多いな、と感じるのも事実なんですが……。2022/10/04

ゆーいちろー

1
作者と言えば、もちろん麻雀小説なのであるが、本書は麻雀をまったく扱わない、純粋なギャンブル小説である。アングラカジノのルーレットに始まり、手ホンビキ、チンチロ、ポーカー、賭けゴルフ、そしてドリンク業というしのぎまで、本書一冊であらかたのギャンブルを一通り経験した通のような気持ちにさせられる。初出が新聞小説だったせいか、他の阿佐田作品群に比べると、ギャンブラーの生存競争の苦みが薄く、娯楽性に重きが置かれている。ある種童話的な本作の結末を読むと、ああ、伊集院静の「ピンの一」はこの小説への返歌だったかと思える。2013/02/20

バールの様なモノ

0
うらおもて人生録を読んだ後に読んでみた。なるほど!と思わせる箇所が多くあり、面白く読んだ。2016/07/30

komi_komi

0
『ドサ健ばくち地獄』ほどの凄みはないが、疾走感が良い。2009/01/31

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