内容説明
残されたわずかな時間―その一言を彼に伝えたかった。上京して六年。世界的なコレクションにも参加するようになり、モデルとして順調に成長してきた鈴音。しかしその一方で、彼女の身体に潜む病は、確実に彼女の残された時間を刻んでいた。人生のカウントダウンが始まったとき、人は残りの時間をどう生きるのだろう?鈴音はそれまでの人生で、もっとも美しくてやさしい場所へ帰ろうと思った。市川拓司のベストセラーを映画化した『そのときは彼によろしく』の物語世界につながる“それまでの物語(プレ・ストーリー)”を描いた、オリジナルノベル。
著者等紹介
益子昌一[マシコショウイチ]
68年栃木県生まれ。映画『ひまわり』でプロデューサーを務め、映画『贅沢な骨』『きょうのできごと』『ピーナッツ』では脚本を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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