価値創造学―知のマーケットを創造する技術経営

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  • サイズ A5判/ページ数 194p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621075456
  • NDC分類 336.17
  • Cコード C3034

内容説明

21世紀の知価社会は、20世紀の市場経済論では対応できない。知価は、市場ではなく、個人個人の知識、経験に基づく価値観で決定される。技術者、経営者は、創造した知の価値を評価できる新しいマーケットを創造してゆかなければならない。そのために重要なコミュニケーション、創造性、リーダーシップ、チームワーキング、PBLなどを論じた。21世紀はマーケット創造の時代であるとの、新しい視点からの技術経営の書。

目次

第1章 線形の社会(Linear Society)から非線形の社会(Nonlinear Society)へ
第2章 人は何を欲するか?―なぜ人は設計、生産するのか?
第3章 知価とは?―市場経済論からの脱却
第4章 価値を創造するには?
第5章 21世紀は成長の時代である―太古への復帰
第6章 「考えて歩く」時代から「歩きながら考える」時代へ
第7章 21世紀はコミュニケーションの時代
第8章 21世紀はチームの時代
第9章 リーダーシップ
第10章 PBL(Project Based Learning)―リーダーシップ、チームワーキング能力の育成

著者等紹介

福田収一[フクダシュウイチ]
1943年東京都生まれ。東京大学で機械工学を学び、1972年工学博士号を取得。その後、東京大学、大阪大学で、助手、助教授として知的設計、知的生産の研究に従事。1989年から東大助教授を兼務、1991年から東京都立科学技術大学生産情報システム工学科、インテリジェントシステム専攻教授。West Virginia University、Stanford University、大阪大学の客員教授、ASME、IEEE、ISPEなどの役員を務める。設計、生産と人間の問題について関心を持ち、研究している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoya513

1
文体が好みだった。読みやすいのは著者の頭がものすごく良いからというのもあるだろうし、さまざまな研究分野に従事した経験からもたらされる多角的な視点からの分析が純粋に優れているというのもあるのだろう。良い本に出会えた2017/06/06

明るいくよくよ人

0
講演会でお見かけする福田先生とは、こういう方だったかがわかる本。福田先生の後で、講演するとは、ちょっとおこがましかったかな。 価値を創造する部分が面白い。2012/07/05

miyunekoal

0
平成17年発行とあるから、2005年である。リーマンショック前である。「今」を鑑みて確かに!と、頷くことが多々。まぁ当時の私が読んでも理解できたかは疑問ですがw2011/11/09

Hidetsugu Suto

0
長く積ん読していたものを半日で読みました.全てがグループワークやシステムデザイン教育といった自分の研究テーマと関係があり,かつ共感できる内容ばかりで,もっと早く読んで置くべきだったと反省.不便益の考え方とも親和性が高そう.Buttom Line的な考え方は常々気になっていたので,言語化できてスッキリした.研究室の学生全員に読ませたい.2021/08/24

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