内容説明
21世紀の知価社会は、20世紀の市場経済論では対応できない。知価は、市場ではなく、個人個人の知識、経験に基づく価値観で決定される。技術者、経営者は、創造した知の価値を評価できる新しいマーケットを創造してゆかなければならない。そのために重要なコミュニケーション、創造性、リーダーシップ、チームワーキング、PBLなどを論じた。21世紀はマーケット創造の時代であるとの、新しい視点からの技術経営の書。
目次
第1章 線形の社会(Linear Society)から非線形の社会(Nonlinear Society)へ
第2章 人は何を欲するか?―なぜ人は設計、生産するのか?
第3章 知価とは?―市場経済論からの脱却
第4章 価値を創造するには?
第5章 21世紀は成長の時代である―太古への復帰
第6章 「考えて歩く」時代から「歩きながら考える」時代へ
第7章 21世紀はコミュニケーションの時代
第8章 21世紀はチームの時代
第9章 リーダーシップ
第10章 PBL(Project Based Learning)―リーダーシップ、チームワーキング能力の育成
著者等紹介
福田収一[フクダシュウイチ]
1943年東京都生まれ。東京大学で機械工学を学び、1972年工学博士号を取得。その後、東京大学、大阪大学で、助手、助教授として知的設計、知的生産の研究に従事。1989年から東大助教授を兼務、1991年から東京都立科学技術大学生産情報システム工学科、インテリジェントシステム専攻教授。West Virginia University、Stanford University、大阪大学の客員教授、ASME、IEEE、ISPEなどの役員を務める。設計、生産と人間の問題について関心を持ち、研究している
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感想・レビュー
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aoya513
明るいくよくよ人
miyunekoal
Hidetsugu Suto