内容説明
主人公ロジャー・フェリスは、ジャーナリストとして中東に取材中に、アラブの人々の西側世界に対する憎しみの強さに愕然とし、CIAに入局してアルカイダの新組織の壊滅に乗り出す。姿の見えないカリスマ的リーダーを引きずり出すために取られた作戦は、嘘で塗り固められた死体を敵に送り込むこと。はたしてその作戦は成功するか…?本作は、リドリー・スコット監督、レオナルド・ディカプリオ主演で、二〇〇八年十二月に公開される、話題の映画の原作小説である。手に汗握るアクションと、全ての者が騙し合う緊迫の展開が、読む者、観る者を魅きつける。
著者等紹介
イグネイシアス,デイヴィッド[イグネイシアス,デイヴィッド][Ignatius,David]
「ウォールストリート・ジャーナル」紙で中東の特派員を経験後、1986年「ワシントン・ポスト」紙に入社。その後、中東を舞台にした小説を執筆。現在も同紙のコラムニストをつとめ、「ニューヨーク・タイムズ」誌などにも寄稿している
有沢善樹[アリサワヨシキ]
1965年富山生まれ。神戸大学文学部中退。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゴーゴーゆうばり
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映画が好きなんで原作も読んでみたけど、こっちはフェリス君のセックス日記と化してて作品全体から俗物的なものを感じる2016/08/10
鰯野
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同名映画原作。CIA対テロ局諜報員のロジャー・フェリスは、アルカイダの下位組織を率いる大物テロリストを捕縛するため、ヨルダン情報局トップのハニと連携し、中東での大掛かりな作戦に身を投じていくが……。というアウトラインは共通しているが、映画は細かい設定が異なり、原題「Body of Lies」に則した要素がさらっと流されているので、どちらを先に見てもあれっ?となりそう。アメリカ式では、複雑に絡んだ中東の闇を紐解けない。人々をテロの脅威から護る方法は?と、なかなか息をつかせぬ展開です。ハニは怖くてかっこいいな2009/01/20
yooou
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★★★★★2008/12/24