小学館文庫<br> 君を守ろうとする猫の話

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小学館文庫
君を守ろうとする猫の話

  • 夏川 草介【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094075533
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

40言語以上で翻訳された『本と猫』続編!

幸崎ナナミは、中学二年生。重い喘息のため、放課後はもっぱら、ひとりで図書館に通う日々を過ごしている。その図書館から最近、本がなくなっているらしい。ある日、館内で「書棚に潜む影」を見かけ、そっと後を追いかけると見慣れたはずの通路の奥が、青白い光に包まれていた。「近づかぬ方が良い」。振り返るとそこにいたのは翡翠色の目をした猫であった。
危険を諭す猫をよそに、光の中へと踏み出すナナミ。書棚に囲まれた通路を抜けると現れたのは、巨大な壁がそびえ、銃を構えた兵士が守る城であった。中ではなんと、本が燃やされていたのだ。
これまで、持病のためにさまざまなことを諦めてきたナナミだが、大切な本が燃やされていくのを黙っているわけには行かない。
「人は歳を重ねた分だけ、視野が広がるとは限らない。大切なものは心で見なければいけないのに、心の目はあっという間に曇ってしまう。子供の頃はあんなに大切にしていた本を、時とともに忘れてしまうように、気づかないうちに大事なことをどんどん失って、それだけ身軽になったつもりでいるんだよ」
新たな迷宮へ、ようこそ。

【編集担当からのおすすめ情報】
「これは夏川氏の挑戦の書である」――國分功一郎(哲学者)「解説」より

前作『本を守ろうとする猫の話』は世界40言語以上で翻訳出版!
本作もすでに世界26言語で翻訳出版!名作シリーズ第2弾がついに文庫化!
すべての“本好き”に捧げる、哲学ファンタジー!


【目次】

内容説明

主人公の幸崎ナナミは、中学二年生。重い喘息のため、放課後はもっぱらひとり、図書館に通う日々を過ごしている。その図書館から最近、本が消えているらしい。読書で世界を広げてきたナナミには大きな問題だった。ある日、館内で「書棚に潜む影」を見かけ、そっと後を追いかけると見慣れたはずの通路の奥が、青白い光に包まれていた。「近づかぬ方が良い」。振り返るとそこにいたのは翡翠色の目をした猫であった。猫の忠告をよそに、ナナミは光の中へと一歩を踏み出す。世界四十言語以上で翻訳出版された『本と猫』シリーズ最新作!解説は哲学者の國分功一郎氏。

著者等紹介

夏川草介[ナツカワソウスケ]
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒。医学博士。認定内科医。消化器病専門医。消化器内視鏡専門医。肝臓専門医。長野県にて地域医療に従事。2009年「神様のカルテ」で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は10年本屋大賞第二位となり、三度映像化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

みんとあめ

37
前作を読んだのが2年前、本を読むことの大切さを教えてくれた物語。今作の主人公は中学2年生の幸崎ナナミ。幼い頃から喘息で、あらゆることを我慢してきた彼女の側にはいつも本があった。そんな彼女が人の言葉を話す猫と出会い、消えた本を取り戻しにいくファンタジー。ナナミの奮闘ぶりは大切なことを沢山教えてくれる。特に想像する力、希望を見出し続ける力をくれるのが読書だなと思う。現実に流されがちだけれど、本を読むたびに何度も気づかされる。この繰り返しが大事だなと思う。シリーズ3部作とのこと。次も楽しみに待つ。2026/04/17

kei-zu

22
「ゴッドファーザー」や「スターウォーズ」に並ぶ「続編の名作」だと思います。前作から続けて登場する人物、パワーアップした敵、より困難な状況。絶対絶滅の危機に駆けつける存在に涙しました。そしてクライマックスの静かな迫力。解説によれば三部作だそうで、ここまで楽しませてもらうと、締めくくりの三作目が楽しみなような心配なような。2026/03/27

manamuse

16
前回の本を守ろうとする…の方もリタイヤしたが、今回も最後まで読みきれなかった。夏川草介さんは、医療系の方だけにしておこう。2026/04/23

RRR

10
シリーズ二作目。 本著の主人公・ナナミも読書家の端くれで、如何に本を愛しているかが伝わってくるほどだ。ナナミは語る。「本は人とつぃての最低限の思いを学ぶことができる」。そう、例えば思慕や悲しみ、かと思えば喜び等、人間の感情の発達に相応しいとさえ言える。それだけなく、他者との関わり合いについてを、本を通して学ぶことができる。 だからこそ、人は読書という行為に魅せられるのだ。 僕は本を閉じて、深い余韻に浸るのだったーー。2026/04/06

kanaもん

9
本と猫シリーズ第二弾。解説によると、3部作になるらしい。ナナミの心の強さと想像力に勇気づけられる。有名な作品のキャラクターや、名言が書かれて、楽しい。星の王子さまの一節「目に見えるものがすべてではない」ということの大事さをあらためて感じた。2026/04/12

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