小学館文庫<br> 喫茶おじさん

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小学館文庫
喫茶おじさん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094075427
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

それでも、コーヒーは今日もうまい。

松尾純一郎、57歳。
大手ゼネコンを早期退職して、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。
再就職のあてはないし、これといった趣味もない日々の中、ふらりと喫茶店に入る。コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。
趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。
東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──
「おいしいなあ」
「この味、この味」
コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎には、苦い過去がある。妻の反対を押し切り、退職金を注ぎ込んで始めた喫茶店を半年で潰したのだ。
たくさんの問題を抱えながら、男は今日も喫茶店へ向かう。閉ざされた夢の扉は再び開かれるのか? 滋味深いグルメ×老後×働き方小説。
解説は、編集者の岡本仁氏。


【目次】

内容説明

松尾純一郎(57歳・バツイチ・無職)。再就職のあても、これといった趣味もない日々の中、ふと思い立って「純喫茶巡り」を始めた。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都―コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら、各地を巡る。純一郎には、苦い過去があった。大手ゼネコンを早期退職後、退職金を注ぎ込み、妻の反対を押し切って始めた喫茶店を、半年で潰していたのだ。たくさんの問題を抱えながら、男は今日も喫茶店へ向かう。閉ざされた夢の扉は再び開かれるのか?滋味深いグルメ×老後×働き方小説。

著者等紹介

原田ひ香[ハラダヒカ]
1970年神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス二号」でNHK主催の創作ラジオドラマ脚本懸賞公募最優秀作に選出、07年「はじまらないティータイム」ですばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

at-sushi@進め進め魂ごと

50
離婚と再婚歴があり、妻の反対を押し切って早期退職し喫茶店を開業するも退職金の半分を溶かして失敗。友人や肉親など会う人皆から「あなたは何も分かっていない」と揶揄されるお人よしなポンコツオヤジ純一郎。 そんな彼が再起を目指し様老舗喫茶店を巡り珈琲とスイーツを食べまくる糖尿病待ったなしな「孤独のグルメ」。 ほろ苦さと甘さ加減がちょうど良いブレンド珈琲のような味わいの物語(←うまいこと言った感)2026/02/21

shinchan

27
原田ひ香さん、2作品目です。『お父さんって、本当に何もわかっていない』実に強烈なお言葉でございますなぁ!私、今のところ、妻にも子供にも心のなかでは思っているかも知れないがまだ言われていない。登場人物の女性様達厳し過ぎてかなり怖い!主人公のお父さん、けっこういい人だと思いますが、、、、、、。2026/02/20

yuuguren

21
親しみやすい表紙のイラストの通りに、読みやすくてほのぼのとしたストーリーだった。主人公松尾が喫茶店をはしごして喫茶フードを食す描写は、往年の東海林さだおの丸かじりシリーズを彷彿とさせる。(古くて申し訳ない)私は胃がやられてしまうのでコーヒーは飲めない、松尾君がウラヤマシイ。2026/03/22

リトロ

20
会社を55歳で早期退職した松尾純一郎はバツイチで再婚相手と娘とは別居状態、退職金で始めた喫茶店を半年で潰してしまった過去があるのだった。正直、バツイチで別居もしている男性が良い男性なのか私には分からない。数々の純喫茶巡りを楽しむ純一郎。珈琲、時には紅茶を飲みながら様々なフードを楽しむ。とても美味しそうだ。純一郎は再婚相手からの離婚請求に迷いつつ、最後は好きなように生きようと思うに至る。人に迷惑をかけない範囲で、自由に。純一郎の新しい道に幸あれと思った。2026/03/18

ベローチェのひととき

19
妻の本棚から借りてきた本。12編からなる連作短編集。主人公は57歳の松尾純一郎。純一郎は大手ゼネコンを早期退職し、妻の反対を押し切って喫茶店を始めたが半年で潰してしまう。失意の中で喫茶店巡りを行うという物語。1編で2つの喫茶店が出てくる。有名店ばかりなので喫茶店巡りを齧った人はほぼ想像できる店ばかりである。出てくるコーヒーやデザートが美味しそうで行きたくなった。2026/02/20

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