内容説明
何を食べるかやどのような場所に暮らすかの違いで、互いに近縁な生物が様々に進化し、多様な生態系を形作っていく仕組みはどのようなものだろうか。進化生物学の第一人者が、自身による豊富な研究事例を交えることにより、「適応放散」を軸として進化生態学を体系的に解説する。
目次
第1章 生態学的多様性の起源
第2章 適応放散の検出
第3章 適応放散の進行
第4章 適応放散の生態学説
第5章 異なる環境間でみられる分岐自然選択
第6章 分岐と種間相互作用
第7章 生態学的機会
第8章 種分化の生態学的基盤
第9章 遺伝的最小抵抗経路(genetic line of least resistance)に沿った分化
第10章 適応放散の生態学
著者等紹介
シュルーター,ドルフ[シュルーター,ドルフ][Schluter,Dolph]
ブリティッシュコロンビア大学・生物多様性研究所・動物学講座教授。専門分野、生態学、進化生物学
森誠一[モリセイイチ]
岐阜経済大学地域連携推進センター・教授、「本願清水イトヨの里」館長、理学博士。専門分野、動物生態学、社会行動学、保全生物学
北野潤[キタノジュン]
国立遺伝学研究所新分野創造センター生態遺伝学研究室特任准教授、科学技術振興機構さきがけ研究員、医学博士。専門分野、進化遺伝学、生態遺伝学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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