出版社内容情報
謎の美少女刑事が救いようのない悪を壊滅!
ある事件がきっかけで、東京都区内の警察官で最も無気力になったと言われている、北杉並警察署生活安全課の片山修也巡査部長32歳。
その片山に予想外の辞令が下った。
新たな配属先は、かつて耳にしたことのない、警視庁総務部第八別室。
訝しみつつも早速、第八別室へ顔を出した片山の目に入ってきたのは、想像を絶するふたりの人物だった。
警視庁の裏金を横領、12億円もホステスに貢ぎ、“ミスター総務”とまで呼ばれた50代後半のキャリア組エリート、露骨なカツラで装う美波晃一警視。
そして、7、8歳の小学生にしか見えない超絶美しい少女・八代ヒメ。
戸惑う片山は、警視正という信じがたい階級のヒメに早くも捜査に連れ出される。
しかも、現場に向かう捜査車両はただのパトカーではなく、超高級スポーツカーだ。
ほどなく7階建てマンションに到着したふたり。
片山はヒメに命じられ、屋上まで大型楽器ケースを担ぎ上げた直後、信じられないものを眼前にする。
それは、軍用狙撃ライフルを構えるヒメの姿であった!
美少女刑事とイケメンやさぐれ刑事のバディが徹底的に悪党どもを叩きのめす、痛快ポリス・アクション!
【編集担当からのおすすめ情報】
第12回日本歴史時代作家協会文庫書き下ろし新人賞を『土下座奉行』で見事に受賞した著者が贈る、新しいタイプの警察小説です! 片山が生きる力を取り戻す様子と、ヒメのいじらしさ、美波の昭和サラリーマン感が必見です!
【目次】