小学館文庫<br> 帰る家もなく

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小学館文庫
帰る家もなく

  • 与那原 恵【著】
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  • 小学館(2025/06発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094074680
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

今はもういない、大切な人に会いに行く

〈家族を持たない私に、帰るべき家はない。気ままに転居をくり返してきて、いまも仮住まいをつづけているような気分だ。私に帰る家はないけれど、これから旅する場所はいくらでもある。〉──あとがき

ノンフィクションを書くために、ゆかりのある人や土地をたずねて旅を続けるなかで呼び起こされる過去の記憶や懐かしい人びと──。沖縄にルーツをもつ自身の家族の物語から、近現代史にまつわる論考、台湾・韓国の芸術家をめぐる紀行や、取材・執筆の日常を綴った掌編など、読むほどに旅愁がつのる珠玉のエッセイ集。文庫化にあたって、新たに「証言する木」「帰ってきた王の肖像画」など4編を収録している。

〈私が知る恵姐はいつも人に囲まれていた。特に、彼女を慕う女性は多い。その仲睦まじさは、家庭の相談事や愚痴を長老に聞いてもらいたくて、アジアのどこかの井戸端に女性たちが集まる光景を彷彿させた。[中略]
沖縄という独自のアイデンティティと誇りを持つがゆえに、東京にいても漠然と抱き続ける違和感。けれども、どこにいても逃れられない、彼女の異邦人としてのまなざしは、旅に出ると一転して強力な矛と盾となる。そのゆらぎは、行った先々で、その場所からちょっとはみ出してしまった人を磁石のように引き寄せる。ちょうど、私が引き寄せられたように。〉──解説・星野博美

【編集担当からのおすすめ情報】
読み進めるうちに、いつしか自分も“大切な人”の記憶をたどる旅に出たくなる──著者・与那原恵さんの旅のエッセイは、そんな不思議な魅力を持っています。

与那原さんが生まれた東京・池袋、幼いころに過ごした千葉・内房、そして両親のルーツである沖縄……語られているのは、ごく個人的な家族の物語なのに、どこか既視感があって、懐かしい思いにもさせられます。旅先でこの文庫を読むのもおすすめです。

解説は、『世界は五反田から始まった』『馬の惑星』などの近著も話題のノンフィクション作家・星野博美さん。読者が与那原作品に引き寄せられる理由を解き明かしてくれています。

内容説明

〈履きなれたブーツの紐を結び、アパートのドアを開けて一歩を踏みだすときの高揚感は何にも代えがたいものだ。このブーツとともに、私はどんな道を歩き、どんな人に出会うのだろう。いつもそんな興奮につつまれている。〉ノンフィクションを書くために、ゆかりのある人や土地をたずねて旅を続けるなかで呼び起こされる過去の記憶や懐かしい人びと―。沖縄にルーツをもつ自身の家族の物語から、近現代史にまつわる論考、台湾・韓国の芸術家をめぐる紀行や、取材・執筆の日常を綴った掌編など、読むほどに旅愁がつのる珠玉のエッセイ集。

目次

第一章 帰る家もなく(スリーイー;那覇バスターミナルにて ほか)
第二章 時の散歩道(江戸の琉球ブーム;わが祖先の苦悩 ほか)
第三章 旅の向こうに(森〓外の遺品を守った台湾人医師;歌え、台湾!「NHKのど自慢」がやってきた ほか)
第四章 家出の自由(井田真木子さん;おいしいロンドン ほか)

著者等紹介

与那原恵[ヨナハラケイ]
ノンフィクション作家。1958年東京都生まれ。『首里城への坂道 鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』で河合隼雄学芸賞と石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

二人娘の父

7
沖縄にルーツを持つも、沖縄で育ったのではない、という複雑な想いが溢れ出るエッセイ。非常に興味深く読んだ。大叔父は古波蔵保好。若くしてふた親を亡くすというところからくるタイトル。いろいろ調べるとジャーナリストとしても、たいへんな活躍をした方のようだ。みずからのルーツと格闘しながら書かれる(私にはそう思えた)文章には、故郷・沖縄への愛とともに、切ない気持ちも見え隠れする。2025/06/14

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