出版社内容情報
後宮に現れた美僧が凶事を予言!?
左大臣の息子である雅遠。右大臣派の父を持つ詞子。政敵同士の家柄ゆえに、自分たちの仲を明かすことができないふたりだが、密かに、そして静かに恋を育てている。しかし、詞子が憂慮するのは家のことだけではなかった。呪いを持つ鬼の姫と呼ばれている自分との関係が知られたら、雅遠の評判に傷がつくかもしれない……。
ある日、偶然手にした手紙に、後宮に現れた有髪の美しい僧が凶事を予言したと記されているのを見つけた詞子。その美僧は実家である二条の屋敷にも現れ、妹の艶子が占いを依頼したという。見目のよさも相まって女房たちの間でたいそう話題となっている美僧は、次第に後宮を騒がせるように。だが、その目的はわからず、怪しんだ雅遠は調査をはじめる。
そんな中、雅遠に縁談が持ち上がる。結婚話を強引に進めようとする母親に、詞子とのことを隠したまま抵抗しようとする雅遠だが……。
平安貴族たちの許されぬ恋を描く人気シリーズ第四弾。書き下ろし「柑子と狩衣」収録。
内容説明
政敵同士の家柄ゆえに、自分たちの仲を明かすことができない詞子と雅遠。詞子が憂慮するのは家のことだけではない。呪いを持つ鬼の姫と呼ばれる自分との関係が知られたら、雅遠の評判に傷がつくかもしれないと恐れてもいた。ある日、偶然手にした手紙に、後宮に現れた有髪の美しい僧が凶事を予言したと記されているのを見つけた詞子。その美僧を怪しむ雅遠は調査をはじめる。そんな中、雅遠に縁談が持ち上がった。結婚話を強引に進める母親に抵抗する雅遠だが―。平安貴族の許されぬ恋を描く人気シリーズ第四弾。書き下ろし「柑子と狩衣」収録。
著者等紹介
深山くのえ[ミヤマクノエ]
神奈川県出身。2005年、『花色の戯れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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