小学館文庫 小学館時代小説文庫<br> 恩送り―泥濘の十手

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恩送り―泥濘の十手

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094073287
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

消えた岡っ引きの父と、溺れ骸を結ぶ謎の器

おまきは岡っ引きの父・利助を探していた。
火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっていたのだ。
手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけ――。
いったいどんな容れ物なのか? そして身はどこにあるのか?
おまきは材木問屋の息子・亀吉、目の見えない少年・要の力を借りるが、なかなかもつれた糸は解けない。
そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと臨時廻り同心の飯倉から報せが入る。
しかし、なぜか蓋と身が取り違えられているという。
後に、父の遺した蓋と亡骸が遺した容れ物は一対だったと判るが……。
父は生きているのか、亡骸との繋がりは? 容れ物は誰のものなのか?
おまきたちは、新しい手がかりをもとに下手人を探すべく、江戸の町を奔走する!
虚を突く真相に落涙する、第一回警察小説新人賞受賞作。


【編集担当からのおすすめ情報】
選考委員満場一致の受賞作、満を持しての文庫化です。
新人離れしている江戸情緒の巧みな表現、繊細な心の機微の描き方に思い存分浸ってください。
少年ふたりのブロマンスも読みどころです。
選考委員をしてくださった各先生のコメントもぜひ!
相場英雄氏
「流れるような文体、各キャラクターの視点、そこから広がる江戸の風景描写が俊逸」
月村了衛氏
「堂に入った書きぶりで、江戸情緒、人物描写ともに立派なものです」
長岡弘樹氏
「この文章はすでにプロ級であり、読み手は安心して作品世界に身を委ねていられる」
東山彰良氏
「細部にまで目端が行き届いていて、登場人物を過不足なく使い切っているところが見事でした」

●二ヶ月連続刊行!
「泥濘の十手」シリーズ第二作『日輪草 泥濘の十手』は、文庫書き下ろしで2024年3月発売!

内容説明

おまきは岡っ引きの父利助を探していた。火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっていたのだ。手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけだ。おまきは材木問屋の息子亀吉、目の見えない少年要の力を借りるが、もつれた糸は解けない。そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと同心の飯倉から報せが入る。が、なぜか蓋と身が取り違えられているという。父の遺した蓋と亡骸が遺した容れ物は一対だったと判るが…。父は生きているのか、亡骸との繋がりは?虚を突く真相に落涙する、第一回警察小説新人賞受賞作!

著者等紹介

麻宮好[アサミヤコウ]
群馬県生まれ。大学卒業後、会社員を経て、中学入試専門塾で国語の講師を務める。2020年、第一回日本おいしい小説大賞応募作『月のスープのつくりかた』を改稿し、デビュー。2022年、『泥濘の十手』(刊行時、『恩送り 泥濘の十手』に改題)で、第一回警察小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei302

47
対で作られた毬香炉に託した思いに涙。今後が楽しみな作家さん。亀吉&要、子どもの描き方が巧い。主人公 おまき親分の生い立ちはこれから明かされるのか? 続編を読むのが楽しみ。2024/07/03

はつばあば

41
久々の時代物にほっこりと。おまきと父親の利助が物語の主人公だと思って読み始めましたが・・亀吉と要の聡明な事と思いやりの心にクラっと来て、コヤツは怪しいと思った飯倉同心が実際は不器用な一生懸命さにこれまたクラっときて、楽しいというと語弊がありますがいい本を読ませてもらえました。干支にはいろいろとイワレがある。子年生まれは食い物に困らないとか兎年の男には気をつけろとか(笑)。「たが」を外さず、残りの人生を大事に、恩送りして全うしたいものです2024/12/15

41
ここまでキャラロス(無駄遣い)が少ない小説は久しぶりでした。「恩送り」も話中にまんべんなく挿し込まれていてじんわり温かくなります(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠) 少し悲しい結末ですが、素敵な一冊に巡り逢えて良かった!次作も積読にいるので楽しみ♪「本送り」させていただきました!2024/02/17

森の三時

32
受けた恩をバトンのように次の人へ、更にその次の人へと送る、「恩送り」というタイトルに惹かれて読みました。江戸時代には丙午や荒神の迷信から捨てられる子どもがいる一方、親代わりとなって育ててくれる大人もちゃんといて、血の繋がらない家族の比率は現代よりも高いのだろうと思います。本書は人情ものの要素に、行方不明となった育ての父探しと火付け事件の探索が加わり展開していきます。助けてくれる子どもたちが謎解きで活躍するので少年探偵団という感じでもあります。子どもの力を軽んじない大人でありたいものです。2024/06/15

Y.yamabuki

23
おまきは、岡っ引きの父親を自らの手で探そうとしていた。火付けの下手人を探索中に行方知れずになってしまっていたのだ。まずは亀吉と要の二人の少年の力を借り、そして同心の飯倉も巻き込む。目の見えない要と材木問屋の息子の間柄が良い。おまきと要の生い立ちを知ると一層心に沁みる。事件そのものは辛いものだが、登場人物達の優しさに救われる。シリーズになるようなので、またこの子達に会えるのが楽しみだ。 2024/03/19

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