小学館文庫<br> イグジット―EXIT

個数:
電子版価格
¥1,023
  • 電子版あり

小学館文庫
イグジット―EXIT

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月12日 12時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072983
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

まもなく国家の財政は破綻します!

出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。

池内は面会するも、直後に彼女は自殺してしまう。一体なぜ? 周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。

古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが――。

この小説は経済記事よりリアルだ――解説・原真人氏(朝日新聞編集委員)




【編集担当からのおすすめ情報】
本書は一級のミステリであると同時に、ノンフィクション要素を存分に盛り込んだヤバい経済小説です。アシノミクスや赤間レーザービームの元ネタは言うに及ばず。異様なほど金融政策に依存した財政運営がなぜ、世の中に受け入れられているか、それがどんなに恐ろしいことか。事実は小説より奇なり、とも言える現況を経済記者出身ならではの手法で因数分解し、エンタメとして再構築しているのが本書です。異次元金融緩和の出口は見つかるか…。現実世界で、日本経済のどんでん返しが起こらないことを願うばかりです。

内容説明

出版社の営業・池内貴弘は急な異動で月刊誌の経済担当に。新たな職場に戸惑う最中、叔母から不動産運用に関して相談を受ける。執拗に融資を持ちかける担当者は、なんと仙台の地銀に勤務する池内の元恋人だった。池内と面会した直後に、彼女は自殺してしまう。一体なぜ?周辺取材から見えてきたのは苦境の地銀と、過酷なノルマだった。彼女はその処方箋を求めて、ある男に会っていたという。古賀遼、人は彼を金融界の掃除屋と呼ぶ。政界の重鎮の命を受け、日銀総裁人事にも関与していたようだ。池内は、古賀の暗躍を白日のもとに晒そうと奔走するが―。

著者等紹介

相場英雄[アイバヒデオ]
1967年新潟県生まれ。2005年『デフォルト 債務不履行』でダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミエル

35
2014年-2020年、相場ワールドでの経済界(あくまでも)フィクション。あの経済界のフィクサー、誰もがモデルに気付く政界のトップ達が暗躍する流れがとにかく魅力的。どこまでがフィクションなのか、コロナ禍に仕掛けられた経済クーデターの裏側、なんとも気になるところ。経済界のスクープは前出し厳禁、重い言葉が心に残る。本来、ジャーナリズムは真実を正確に顕にするという矜恃を持つのだろうけど、確かに社会の底が割れては意味が無い。最近の相葉作品は、どうにも陰謀論の香りが強いけれど、案外的をいているのかも知れない。2024/03/31

タルシル📖ヨムノスキー

29
日本の金融危機とか財政破綻が叫ばれて久しいけれど、コロナという大病をしても未だなんとかかろうじて自力で立っている日本。「開発途上国に○十億円の融資」なんてニュースを見るたびに「そんなことをしてる場合か!?」と思ったりもするけれど、実際に行動を起こすことはない。なにせ私、物語の中で語られる「この国には、考えることを放棄した人が多すぎる」の代表ですから。リーマンショック後に中小企業金融円滑化法なんて法律が制定されたことも知らず。結末はやっぱり〝トップリーグ〟と同じ感じで…。これからどうなる日本、どうする日本!2023/10/28

Y.yamabuki

22
「アンダークラス」が面白かったので手に取った作品。日銀の金利政策に絡む問題を扱ってていて、取材する若手の記者池内と共に講義を受けている気分に。想像していたような記者が取材を通して謎が解き明かされ、その過程で経済問題が絡むといような作品では無かったが、ラスト100ページ程は違った意味で読み応えがあったし、考えさせられもした。政治家って本当にこんなことしているの?日本の経済大丈夫?と心配が過る。政府には是非長い目で見た政策をと思う。 2023/12/19

Misa

12
「不発弾」に続いて。「円の価値がなくなるというのは円安。1ドル120円」って今は150円超えてる訳で、南雲同様寒気がしてくる。炭鉱町の黒い手と政治家の白い手、自分達は手を汚さず、古賀には同情しかない。中盤くらいまでは事態が展開せず面白くないかもしれないが池内と一緒に経済の勉強をして乗り切ったら第5章「撃発」辺りからが加速してきて面白くなっていく。パンデミックの最中何が起こっていたのか、日銀という馴染みのない銀行が本当は私達の生活、経済に多大な影響を与えている事がよく分かる。考える事をやめてはいけない。 2024/05/13

もも

10
古賀さんが、なぜか憎めないと思ったら「不発弾」の主人公でした。正義が悪が綺麗にわかれない。けれど、必要悪とも思いたくないです。2024/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21549514
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品