小学館文庫<br> 恋愛の発酵と腐敗について

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小学館文庫
恋愛の発酵と腐敗について

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072815
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇

人生経験を積んだ大人でも、恋愛だけは不器用なまま。太宰治賞受賞作家・錦見映理子が大人たちの恋愛模様を鮮やかに紡ぎ出す。

不倫の恋に破れ、勤めていた会社を辞めた元OL・万里絵は、知らない町で夢だった喫茶店を開き、ここで穏やかに暮らしていこうと決心する。そんな矢先、店に奇妙な男が現れ、サンドイッチに難癖をつけてきた。その男・虎之介は、商店街の一角にできたパン屋のパン職人。高い技術を誇り職人気質な男だが、こと女に関してはだらしがない。二度と恋はしないと誓った万里絵、夫に先立たれ久方ぶりの恋心に戸惑う早苗、夫の浮気を許し続ける伊都子。虎之介に翻弄された女たちの人生に予想外の転機が訪れる。太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇。解説は中江有里さん。

Apple Books限定先行配信・有料小説ランキング1位、ブクログデイリーランキング1位、第2回「書店員が選ぶ大人の恋愛小説大賞」ノミネート、朝日新聞、日本経済新聞、NHKでも紹介された話題の小説が待望の文庫化。

【編集担当からのおすすめ情報】
女の恋は上書き保存、男の恋は名前をつけてファイルごとに保存、なんて話を耳にするが、『恋愛の発酵と腐敗について』では、そんな男女の心の機微を主軸に、大人ならではの恋の滑稽さと痛々しさを描き出す。読みながら我が事に照らしてフッと笑いがこぼれてしまう。過去を隠したい女と武勇伝にする男、昔の男なんて忘れてしまっていた女と、未だに自分に思いを寄せてるはずだと信じる男・・・・・・。
「書店員が選ぶ大人の恋愛小説大賞」にもノミネートされた本作は、大人にこそ楽しんで欲しい恋愛小説です。

内容説明

不倫の恋に破れ、勤めていた会社を辞めた元OL・万里絵は、知らない町で夢だった喫茶店を開き、ここで穏やかに暮らしていこうと決心する。そんな矢先、店に奇妙な男が現れ、サンドイッチに難癖をつけてきた。その男・虎之介は、商店街の一角にできたパン屋のパン職人。高い技術を誇り職人気質な男だが、こと女に関してはだらしがない。二度と恋はしないと誓った万里絵、夫に先立たれ久方ぶりの恋心に戸惑う早苗、夫の浮気を許し続ける伊都子。虎之介に翻弄された女たちの人生に予想外の転機が訪れる。太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇。

著者等紹介

錦見映理子[ニシキミエリコ]
東京都出身。小説家・歌人。『リトルガールズ』で第34回太宰治賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

467
【版元さまより献本】読みたかったこちら、手に入った!いわゆる「ひりつかない」不倫恋愛小説。誰も悩んでないし、傷ついてない(ような気がする)。こんなに女性を夢中にさせる虎之介にわたしも出会ってみたい。万里絵には三上さんと幸せになって欲しい・・・が。恋愛ってケミカルだもんね。それが作動しないと難しい(笑)2024/02/16

おしゃべりメガネ

107
太宰治賞受賞作家さんによる、ちょっとひねくれた恋愛小説です。20歳上の上司との四年に渡る不倫に終止符をうち、OLを辞め見知らぬ町で喫茶店を開いた「万里絵」。そんな彼女のもとに少し変わったパン職人「虎之介」が現れますが、女性関係にいささか問題ありとのこと。一方で、夫に先立たれた40過ぎのスーパーのレジうちパート「早苗」には久方ぶりに燃えるような恋の予感が訪れます。夫の度重なる浮気を黙認し続けるスナックの謎のママ「伊都子」も登場し、事態は思わぬ方向へ。不倫がベースの話ながら、どろどろしてないトコがスゴいです。2024/03/30

olive

41
ざっくり語ると、天然たらし男に関係した女たちが最後はシスターフッドを結ぶ物語!?その過程は、妻ありの天然たらし男にハマってしまうのだから、悪い油で揚げたとんかつを食べて胸やけし、変なゲップが出るくどい味の昼ドラを想像するが、そうではなく、本書は、酸っぱいツーンとした酵母の香りがする。そう意外と爽やかな読了だったのよ♡なぜかって...。発酵と腐敗は紙一重だから。その微妙な描写が読みどころ。2023/10/25

19
面白くてあっという間に読み終えてしまった。中盤までの泥沼からまさかの・・・意外な結末でしたが 嫌いじゃなかったですね。 女達の心中を掻き乱す、不思議な魅力のある虎之介、とんでもない男ですね。女の子に近づく動機はどうであれ、痛い目見て欲しいです。 そして三上さんには幸せになって欲しい・・・。 [許す事]これ即ち、苦しい恋愛を乗り越える秘訣だと教わった気がしました。恋敵が[良い人]であったらできることかもですが笑2023/08/16

yumicomachi

5
単行本(2022年刊)を読んだから文庫で再読ということになるのだが、懐かしくも新鮮な気持ちで物語に引き込まれた。細かく比べたわけではないけれど、かなり加筆改稿されて魅力と深みが増している気がする。商店街を舞台にした大人たちの恋愛群像劇には、パンや紅茶をはじめとした美味しいものが沢山でてきて、いい香りが漂ってきそうなくらいだ。万里絵や早苗の心の動きがリアル。人は幾つになっても変わることができるんだなあという希望を感じる。虎之介はダメ男だし三上は情けないけれど憎めない。爽やかで温かい読後感。2023年8月刊。2023/10/02

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