出版社内容情報
最凶の女帝、不幸を呼ぶ少年の養母になる!
「跪いて私の靴を舐めなさい」
大陸に君臨する大帝国・斎の女帝、李紅蘭。彼女は先帝の跡継ぎだった兄を次々と弑し、政敵の首を刎ね、利用した臣下を粛清し、己の立場を盤石のものとして玉座に就いた。さて、その極悪女帝は、ふた月ほど前に結婚した。相手は斎の属国・脩国の王子、王龍淵。大陸一の美貌を誇るこの男は、誰よりも紅蘭を憎み、彼女を殺したい一念で生きている。それを承知の上で紅蘭は龍淵をそばに置き、愛でているという謎の夫婦関係なのだった。
そんな奇妙なふたりが、十歳の少年の父母になることになった。紅蘭の兄の息子――つまり甥っ子の白悠を、このたび正式に養子にすることにしたのだ。しかし、噂によれば白悠は「不幸を呼ぶ少年」らしい。曰く、周囲の人間が不可解な死を遂げたり、怪我を負ったりという不幸が続いた。もしその「不幸」が怨霊の仕業なら、紅蘭のもとには「そういうもの」が見えて対処可能な龍淵がいるので、あえて養子に迎え、不幸の連鎖を断ち切ろうというのだが……。関係が複雑すぎる最強ステップファミリーは、果たして問題を解決し、幸せを掴むことができるのか? 破天荒な中華ファンタジー、第2弾!
内容説明
「跪いて私の靴を舐めなさい」斎国の李紅蘭は、先帝の跡継ぎだった兄たちを弑し、政敵の首を刎ね、玉座に就いた極悪女帝。つい最近、斎の属国である脩の王子・王龍淵を夫として後宮に迎えた。だが実はこの男、誰よりも紅蘭のことを憎んでいて、紅蘭のほうもそれを承知で龍淵をそばに置き、愛でるという謎めいた夫婦関係を築いていた。さて、このたび紅蘭は兄の息子、つまり甥の白悠を正式に養子に迎えた。しかし噂によれば少年は「不幸を呼ぶ」存在であるらしい。果たして最強の女帝とその美貌の夫は息子にまつわる負の連鎖を断ち切ることができるのか?
著者等紹介
宮野美嘉[ミヤノミカ]
広島県出身。第五回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞を受賞し、2011年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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