出版社内容情報
この学校に入って、本当によかった!
中学時代にいじめられ、水商にしか入学できなかった冨原淳史も三年生となった。生徒会の会長として、学校の中心で活躍。コロナ禍は依然として継続しているが、工夫を凝らして対校戦を一年ぶりに復活させる。野球部も都大会を順調に勝ち続けるのだが、週刊誌に水商生の援助交際疑惑が掲載され、学校の存続が危ぶまれる。生徒会は、独自に調査を開始。援助交際組織に、かつて在籍していた生徒の姿を突き止めるのだが。果たして、都立水商30周年式典は無事に開催できるのか?
「3年B組 金八先生」に役者として出演していた著者だから描けた、笑って泣ける青春群像劇、堂々の完結編!
内容説明
中学時代にいじめられ、水商にしか入学できなかった冨原淳史も三年生となった。生徒会の会長として、活躍。コロナ禍は依然として継続しているが、工夫を凝らして対校戦を一年ぶりに復活させた。野球部も都大会を順調に勝ち続けるのだが、週刊誌に水商生の援助交際疑惑が掲載され、またしても学校の存続が危ぶまれる。生徒会は、独自に調査を開始。かつて在籍していた生徒の影を突き止めるのだが…。果たして、都立水商創立三十周年式典は無事に開催できるのか?「3年B組金八先生」に出演していた著者だから描けた、笑って泣ける青春群像劇、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
43
前巻2年生も3年となり卒業を迎える。水商廃校の問題がメインとなって物語を構成するのかと思っていたがその問題は長く続く行政側の問題、と言うような扱いで大きな進展はない。盛り沢山の登場人物たちの卒業後の身の振り方、進路について描かれることで、これから広がる長い人生の展開に希望を持たせるような内容が中心だった。若者に、自己規定で萎縮せず、尚且つしっかりと足が地についた夢を持ってもらいたいものだ。物語の中だけではなく。2023/01/20
信兵衛
22
ストーリィ自体は“総集編”といった感じで特にどうこういう程のものではない、と思うのですが、所々で、実に良い言葉、感動的な言葉が目白押しに出てくるので、ついつい、胸を熱くさせられてしまいます。2023/01/12
まるぷー
21
1年A組として入学してきた28期生の面々が卒業する。2年次からコロナ禍の影響で校外学習や水商祭など中止になったりリモート学習など紆余曲折の生活だった。野球部も甲子園出場を果たすがコロナに倒れる。そんな中、同級生を引っ張っていたのは生徒会長の冨原淳史だが、よき同級生、先輩後輩があってこそだ。卒業式での後輩からの送辞、先輩や教師からの祝辞にホロリとした。問題を抱えて入学してきた生徒たちは、水商で前向きに進める姿勢を学んだ。賛否両論、存続が危ぶまれた水商だが、更なる発展を願う。どっぷり異色の学園青春小説だった。2023/06/25
スナイデル
12
2.52024/11/02
ざるめ
11
水商に入学後のほとんどをコロナ渦で過ごした皆さんもいよいよ卒業!\(^o^)/シリーズの最初の方は「そんなアホな…(^。^;)」が満載だったけれど、多くの言葉に感動し、こんなに泣かされるとは…。・゚・(ノ∀`)・゚・。予想外だったわ~2023/12/07