小学館文庫<br> 逆説の日本史〈25〉明治風雲編

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小学館文庫
逆説の日本史〈25〉明治風雲編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072068
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日本国民は大英帝国との同盟に狂喜乱舞した

歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。文庫最新刊となる第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大臣・森有礼が推し進めた「日本語を廃止し、英語を国語化する」という驚くべきアイデアはなぜ生まれ、そして闇に葬られたのか? また、明治政府が「唱歌」に込めた、隠された意図とは何だったのか?
続いて、明治になって急速に進んだ演劇と芸術の変革についての分析。とくに、川上音二郎が実践者となった「演劇改良運動」、そして彼の妻「マダム貞奴」に代表される女優の復活について焦点を当てながら論考を進めてゆく。
さらに、誇り高き大英帝国が「栄光ある孤立」を捨てて極東の小国・日本と同盟を結んだ「真意」とその影響について検討。この時期ヨーロッパを席巻した「黄禍論」についての解説を加えながら、明治政府が「日露開戦やむなし」に傾いていったプロセスを解き明かす。

内容説明

誇り高き大英帝国が「栄光ある孤立」を捨てて極東の小国・日本と同盟を結んだ真意はどこにあったのか?そして、ヨーロッパを席巻した「黄禍論」とは何だったのか?

目次

第1章 明治の文化大変革1 日本語改造計画の悲喜劇―闇に葬られた「日本語廃止計画」(西洋近代化の流れの中で生まれた小説における「言文一致」運動;簡略化と効率化が「自然」に進んだ分野とは? ほか)
第2章 明治の文化大変革2 演劇そして芸術一般の変革―演劇改良運動と「女優」の復活(世界の演劇史でも稀な「女形」という奇蹟;文豪森〓外も激しく反発した「演劇改良運動」 ほか)
第3章 日露戦争への道1 ロシア帝国の横暴と満洲―日英同盟に狂喜乱舞した日本国民(「泥棒に弟子入り」せざるを得なかった大日本帝国の葛藤;「火事場泥棒」のように清国の一部を奪い取ったロシアの横暴 ほか)
第4章 特別編 『逆説の日本史』は“評論の必要は無い”。井沢元彦は“推理小説家に戻る”べきか?(宗教の本質がまったくわかっていない「呉座反論」;日本の国家形成期から存在していた「話し合い絶対主義」 ほか)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS報道局在籍中の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けやき

47
言文一致運動や日本語廃止計画などの日本語に関する動き、演芸史、日露戦争前の動きについて。勉強になり、面白かった。 2022/12/13

ころこ

35
言霊、穢れ、怨霊が日本の歴史を駆動させた原理だという著者は、文化史と捉えられがちな本巻こそ、近代化における成功と失敗の原因を論じている考えているだろう。近代とは一人の政治家、一つの戦局によって変わるものではなく、集合的無意識のような大衆、民衆の近代意識が総体として醸成されることが重要だからだ。第1章、近代化を考える上で言文一致が重要なのは言うまでもない。森有礼の日本語廃止論から、表意文字だけの廃止論と、3種類の文字を使うことが必ずしも肯定的では無い著者の見解から、日本語話者としての自覚を考えさせられる内容2023/02/04

みこ

26
個人的に毎年の恒例行事の一冊。今回は文明開化における日本語と大衆文化の変革ということで時計の針はほとんど進まず日露戦争前夜まで。日清日露と一括りにされがちだが、日清戦争が割と戦国時代のノリで領土拡張の末に全面衝突したのに比べて日露戦争は英仏米と当事者以外の諸外国も巻き込んで多角的。ここが近世と近代の境目のような気がした。歴史学会に対する愚痴はいつもの通りで、井沢氏が歴史を理解するために必要なことと語るのも頷けるが、同じ本の中で同じ話を繰り返さなくてもと思う。週刊連載を単行本化する際にはもう少し編集して。2023/01/22

Mark X Japan

14
あまり重きを置かれていない明治の文化大変革も、巨視的な立場から見ると、日本史のポイントになることもあります。八甲田山雪中行軍遭難事件も、日本史と日本人の性質を考える上で、示唆に富んでいます。☆:4.02023/01/31

九曜紋

10
本編は受験時に日本史を選択しなかった私にとって、有益な知識獲得の機会となった。第四章特別編では週刊誌上で展開された、歴史学者・呉座勇一氏による「井沢元彦批判」に真っ向から反論している。歴史学者に限らず、学者というものはどうしてこうも頭が固いのだろう。私はこのシリーズで披瀝される「井沢史観」を支持する。2023/06/16

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