小学館文庫<br> 私たちは25歳で死んでしまう

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小学館文庫
私たちは25歳で死んでしまう

  • 砂川 雨路【著】
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  • 小学館(2022/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094071764
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



砂川 雨路[スナガワ アメミチ]
著・文・その他

内容説明

未知の細菌がもたらした毒素が猛威をふるい続け数百年。世界の人口は激減し、人類の平均寿命は二十五歳にまで低下した。人口減を食い止め都市機能を維持するため、就労と結婚の自由は政府により大きく制限されるようになった。そうして国民は政府が決めた相手と結婚し、一人でも多く子供を作ることを求められるようになり―。結婚が強制される社会で離婚した夫婦のその後を描く「別れても嫌な人」。子供を産むことが全ての世の中で“子供を作らない”選択をした夫婦の葛藤を描く「カナンの初恋」など、異常が日常となった世界を懸命に生きる六人の女性たちの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

46
人間の平均寿命が25歳となり、15歳で政府が定めた相手と結婚し、何よりも出産が推奨される世界で暮らす人々を描いた6つの連作短編。初対面でいきなり夫婦となった若い2人の甘酸っぱい新婚生活から始まり、章が進むごとにこのシステムの抱える問題点とそれに翻弄される人たちの苦しみが明らかになっていく。この構成が見事。特に後半の2章は、愛するがゆえのすれ違いに感情が揺さぶられる。日本のように出生率や婚姻率が減少している社会にとっては、あながちファンタジーと言い切れないのも恐ろしい。2025/07/11

びっぐすとん

15
初読作家さん。書店で題名が気になっていた本。若い人向けのちょっと病んでる系の若いコの話かな?と思ってたら、もっとSFで、切ないいい話だった。いい意味で裏切られたというか、読み応えがあった。昔の人は短命だった、日本の未来を変えようとした竜馬だって、見るべきほどのものは見たと語った知盛だって30前半だ。25歳前後で死んでしまうと誰もが諦観している世界。私なら2回死んでる計算で、25歳の私なんて時間の貴重さも何も判ってはいなかった。老化して初めて時間や失いつつあるものの大切さに気づいている今、じんわり響く。2024/01/04

めぐ

14
平均寿命25歳の世界を描いたディストピア連作短編集。短命なだけでなく、住む場所、就職先、結婚相手まで全て政府が決め、産んだ子供は半年後には政府に取り上げられて一生会えなくなる。人類の家畜化の極みで、とんでもない鬱小説だ。生後半年の子供を取り上げられるシーンでは同じ月齢の子がいるせいで我が事のように感情移入してしまい、流石に気分が悪くなり、慌てて本を閉じて買い物に行ってしまった程にはメンタルブレイクした。2、3回泣きもしたが、既に鬱気味な人には、これに比べれば自分は恵まれていると幾らか慰めになる可能性も…2022/11/10

きのこきのこ

10
謎の細菌の影響で人口が減り、政府管理の元で結婚就出産をする世の中が舞台。平均寿命は25歳。結婚出産に制約がある世界でも人を愛し子どもを愛し仕事にやりがいを感じるのは変わらないみたい。システムで選ばれた相手と結婚しても幸せになれるかは相手を思う気持ちひとつだと思った。残された日をともに生きる『ありがとうエリカ』に涙。タイトルと表紙にちょっと誤解してたけどいい意味で裏切られました。2024/10/27

いそぼん

9
未知のウイルスにより平均寿命が25歳。人口減少対策のため、結婚・就労先の指定、子供は生後半月で子どもの家へ。そんな制度下で生きる女性たちの様々な葛藤を描いた短編集。好きな人と結ばれない、我が子と暮らせない、政府の引いたレールを辿ってもそれても、不自由。SF的な背景設定だが、内容は切ない愛感情だった。2024/08/27

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