出版社内容情報
生涯五万五千食の美味を選りすぐった名著!
『パイプのけむり』シリーズを始め、名随筆家と知られる作曲家團伊玖磨氏。中でも食随筆のファンは時代を超えて増えるばかりだが、数多い著作の中でも、幻の名著といわれる今作品が没後二〇年を機に装いも新たに登場。五万五千回の食事の記憶から、印象深い一皿一皿をユーモアと機知に富んだ筆致で描いたひと一冊。「海亀」「香港の蟹」「あざらし」「鰻」「虎骨木瓜酒」ほか今では食べられない幻の一皿から日常の何気ない料理まで滋味溢れる筆致で描いた、これぞ食随筆!の一冊。解説はエッセイストの平松洋子さん。
内容説明
名著『パイプのけむり』シリーズで知られる稀代の名随筆家にして日本を代表する作曲家の著者が、世界中を旅して味わってきた奥深い食の記録をまとめた一冊。時にユーモラスに、時に哲学的に綴られる考察は一話一話ごとに心とお腹に強く染みてくる。海外の長い旅から帰った時に無性に食べたくなったのは海老の鬼がら焼き…「僕の日本回帰」、島で海亀の肉を料理する未亡人が語った人生とは…「海亀」、文化大革命時代の広州で飲んだ秘酒…「虎骨木瓜酒」、名画と河豚の食べ方を考える…「最後の晩餐」ほか六十九編。
目次
舌の上の散歩道
あざらし
羊・羊・羊
“名も知れぬ”
海藻
草の味
僕の日本回帰
海亀/香港の蟹
秋の桜〔ほか〕
著者等紹介
團伊玖磨[ダンイクマ]
1924年、東京生まれ。作曲家。祖父は男爵・團琢磨氏。名随筆家として知られ、三十七年間にわたり書き続けられた『パイプのけむり』シリーズは大人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
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しゅー
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