小学館文庫 キャラブン！ 派遣社員あすみの家計簿〈２〉

青木 祐子【著】

小学館（2021/09発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 272p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094070668
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

無職の彼氏からのプロポーズ、どうする！？

豊加と付き合い始めて3ヶ月が経ち、元彼の理空也と同棲していたマンションから引っ越しをしたあすみ。いざ新生活と思いきや、新居に洗濯機が入らずコインランドリー通いが始まった。
そんな折、アメリカの大手銀行であるトライフォックスバンクが倒産し、悪性のインフルエンザも流行り始めて、世界経済は急激に悪化。「七つ丸鉄鋼」の正社員採用の話が白紙になった豊加は、会社を辞めて無職になってしまう。
洗濯機を買うため、あすみは副業として「ムーバ-フード」の配達員を始める。しかし、目標達成のめどがついてきた矢先に、派遣の契約更新で時給を下げられショックを受ける。
そして、先行きの不安な中、あすみは豊加からプロポーズを受けるが……!?
アラサー女子の節約サバイバル小説、波乱含みの第2弾！

【編集担当からのおすすめ情報】
短期の派遣と配達員の副業で生計を立てようと奮闘するあすみと、あくまでも正社員にこだわる豊加。結婚の話が出る中、価値観の違いをふたりは乗り越えることができるのか……!? 「働き方」に悩む人、必読です。

内容説明

豊加と付き合い始め、元彼の理空也と同棲していたマンションから引っ越しをしたあすみ。いざ新生活と思いきや、新居に洗濯機が入らずコインランドリー通いが始まった。そんな折、アメリカの大手銀行が倒産し、悪性のインフルエンザも流行して、経済は急激に悪化。正社員登用の話が白紙になった豊加は、会社を辞めて無職になってしまう。あすみは配達員の副業を始めるが、派遣の契約更新では時給を下げられショックを受ける。そして先行きの不安な中、豊加からプロポーズを受けるが…！？金欠アラサー女子のサバイバル小説、波乱含みの第２弾。

著者等紹介

青木祐子［アオキユウコ］
長野県出身。『ぼくのズーマー』で２００２年度ノベル大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[岡本]

前作よりも主人公がしっかりしてきた2巻。むしろ周りの人達の至らなさに気付くレベル。正社員を辞めた事で苦労も多い反面、交友が広がった事をプラスに考えるあすみとマイナスに考える豊加では破局も致し方なし。ミルキーが幸せになり、あすみも着実にキャリアアップ。次巻も楽しみ。

2022/11/30

[aoringo]

一作目からだいぶ間が空いてしまったけど問題なし。あすみは相変わらずお金がなくてぴーぴー言ってる。甘くて優しい実家に頼らず、足りないお金は○ーバーイーツで稼ぐ。偉い。一方世間体にばかりこだわる彼氏とは価値観が違う気がする。これから上手くやっていけるのかな。彼氏は正しいことを言っているのかも知れないけど、彼女の友達の選別までするなんてたとえイケメンのしっかり者でも絶対嫌だな。そしてそれを嫌だと思うあすみの好感度は上がった〜。

2022/08/05

[のんちゃん]

嘘つき元彼と暮らしていたマンションから引っ越し、契約社員の豊加と付き合い始めた29歳派遣社員のあすみ。前作よりずっと金銭管理にもしっかりし、生活もそれなりに充実させている。以前窮地を救ってもらったミルキーに恩を返せたのが良かった。が、そんな彼女にまたもや試練がという話。今回は時流に合わせ、感染症の流行や不景気、リモートワーク、外食配達等を盛り込み、臨場感がある。豊加との価値観の相違が今後、どう影響してくるか。章末のあすみの家計簿も楽しく、来年2月に続編が刊行との事、すーごく待ち遠しい(^o^)

2021/10/24

[のりすけ]

時折「ああ、そんなところに散財してはいかん！」と思うこともあるけれど、そして「もうちょっと世間の情勢に注目しよう」と思うところもあるけれど、あすみちゃんは仕事に対してはとても真摯。『１』の時のバカ娘のイメージから脱却しつつある、頑張れ！そしてミルキーちゃんも…。

2022/09/16

[はにこ]

このシリーズ、派遣の私にはささるんだよねー。コロナ禍での派遣切りや、早上がり。あったあった！主婦じゃなかったら破産してるわ。こういう時は派遣先もなかなか見つかんなかったりするしね。そんな中、ウーバーも併用して逞しく生きるあすみ。尊敬するわー。洗濯機、そんな良いのいるかな。一人暮らしで。まぁ、価値観はそれぞれだもんね。新たな職場でのあすみも楽しみ。

2025/01/20