小学館文庫<br> サカナとヤクザ―暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う

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小学館文庫
サカナとヤクザ―暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094070521
  • NDC分類 662.1
  • Cコード C0195

出版社内容情報

食べてるあなたも共犯者!決死の潜入ルポ

アワビ、ウナギ、ウニ、サケ、ナマコ……・「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。
築地市場から密漁団まで5年に及ぶ潜入ルポは刊行時、大きな反響を呼んだが、このたび文庫化にあたって「サカナとヤクザ」の歴史と現状を追加取材。新章「“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生」「密漁社会のマラドーナは生きていた」を書き下ろした。
推薦文は『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の漫画家・真鍋昌平氏、文庫解説は『モテキ』『バクマン』の映画監督・大根仁氏。
本作はノンフィクションのジャンルを超え、日本のエンタメ最前線を走る人たちから絶賛されている。

真鍋昌平(漫画家)
「人の欲望は止まらない。
ルールがあれば反則勝ちした
犯罪者がぼろ儲け。
知らないうちに自分自身が
密漁者の共犯者。
高級寿司の時価の舞台裏を
犯罪集団に
笑顔に拳は当たらない処世術で
5年間も潜入取材して
伝えてくれた勇気に泣けてくる」


【編集担当からのおすすめ情報】
18年10月11日、豊洲市場の開場当日に刊行された本書をきっかけに、密漁は社会問題として認知されるようになりました。しかし、この本の真価はそこにはありません。事実に基づくという制約があるはずのノンフィクションが、これほどまでにワクワクした楽しい読み物になり得るという可能性を示したことこそ、文庫化まで10年に及ぶ長期取材によって著者が得た最大の成果です。

内容説明

アワビ、ウナギ、ウニ、サケ、ナマコ…「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。築地市場から密漁団まで5年に及ぶ潜入ルポは刊行時、大きな反響を呼んだが、文庫化にあたってさらに「サカナとヤクザ」の歴史と現状を追加取材。新章「“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生」「密漁社会のマラドーナは生きていた」を書き下ろした。

目次

第1章 宮城・岩手―三陸アワビ密漁団VS海保の頂上作戦
第2章 東京―築地市場に潜入労働4ヶ月
第3章 北海道―“黒いダイヤ”ナマコ密漁バブル
第4章 千葉―暴力の港・銚子の支配者、高寅
第5章 再び北海道―東西冷戦に翻弄されたカニの戦後史
第6章 九州・台湾・香港―追跡!ウナギ国際密輸シンジケート
新章1 再び東京―“魚河岸の守護神”佃政の数奇な人生
新章2 三たび北海道―密漁社会のマラドーナは生きていた

著者等紹介

鈴木智彦[スズキトモヒコ]
1966年、北海道生まれ。日本大学芸術学部写真学科除籍。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めた後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

60
『地面師たち』の監督、大根仁さんが解説を書いてます。銚子は日本のゴッサムシティだそうですが、ホントなんでしょうか?根室のカニ漁とかの話は昔、馳星周の小説でも読んだ記憶ありますが、アワビにナマコ、シラスウナギまでみんな密猟と深く関わっているというお話。ただ、マジメにやっている漁師さんの権利を侵害しない限り、ある程度しょうがないんじゃないか、という話ばかりだった気もしました。著者が求めている落とし所は何処?2025/01/12

ニッポニア

53
闇は深いかな、というか闇なのか、という疑問。この仕組みが日本の胃袋を支えているのかも。以下メモ。アワビ漁、海で金を拾っているようなもの。暴力団、手先になる漁師、仕入れる水産業者、魑魅魍魎が跋扈し闇夜で密漁は繰り返される。土建屋が正業、ヤクザが副業。密漁で没収されても、同じ組織が競売で買い戻すだけ。乱獲のナマコ漁、命懸け、信用だけで繋がっている密漁組織。絶滅危惧種ウナギも当然絡んできている。隣国でも密漁は一つの産業として成り立っている。あまりにも地雷が多すぎて下手に突けない。なぜ海産物を取ったら犯罪なのか。2024/11/09

あきら

20
面白かった。不思議と魚が食べたくなってしまうのだけど。 生活をしているだけで何かの犯罪に加担している共犯者である、ということに頷いてしまう。2021/09/04

緋莢

17
図書館本。「あれだけ簡単に儲かる仕事は他にない。海で金を拾っているようなもの」アワビの密漁がヤクザのシノギとなっており、平成15年に掲載された記事によると日本で取引されている45%、およそ906トンが密漁アワビという計算になるという記述に驚きます。また、アワビだけでなく、ナマコやシラス、鯨など〝濡れ手に海産物”状態とのこと。 「それに買う側は密漁品だと買い叩けるんです。1万円のアワビが5000円で買える。買っているのは 普通の業者です。市場に卸せる人間です。」(続く2024/10/09

猫森

15
魚に限らず、食品の産地表示は当てにならないと思っていたけれど、そんな生やさしいものではなかった。自分の脳みそでは書いてあることを受け止めるのが精一杯で、感想は全然まとまらない。歴史と現状(の一部)はわかったけれど、これからどうなっていくのか。警察も海上保安庁も下手に突けない密猟問題。「食の問題は生きる我々の根幹だ。不正がここまで常態化しているのに、漁業をコントロールすることなどできないだろう。」その通り。我々は知る以外何もできないが、魚を見る目が変わるのは間違いないだろう。2025/04/23

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