出版社内容情報
詩の面白さを存分に味わえるコラボ詩集
「男のひとは 愛に疲れやすいので 愛に倦まない女たちは 自作自演で愛に溢れる」(江國香織) 「女のひとは 愛をむさぼり生きるので 愛を産めない男たちは 夢を耕して愛を補う」(森雪之丞)
1年12か月をテーマにそれぞれが書いた詩、江國香織が書いた詩を受けて、森雪之丞が書いた連詩、絵画作品をモチーフにそれぞれが書いた詩の3部構成。ニューヨークと東京で語り合う往復書簡も収載。
手元にいつも置いておきたい、心がふっと軽くなる珠玉の詩集。
内容説明
江國香織、森雪之丞。二人は、自由にしなやかに名づけようのないものを歌う。寄り添い、離れ、もつれ合い、愛と孤独を歌う。扉のかたちをした闇の向こうで、二人の言葉は響き合い交感する。軽やかに世界を切り取る“ことばたち”が酸素みたいに心を満たす。
目次
1(八月の男は/うちのお風呂場(香)
八月は幻/まぼろしのしょうたい(雪) ほか)
2(空港と自由(香)
ひとりになるため誰かを愛して(雪) ほか)
3(星月夜;窓辺の若い男 ほか)
往復書簡(森雪之丞から江國香織へ;江國香織から森雪之丞へ)
著者等紹介
江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。主な小説作品に、『きらきらひかる』(紫式部文学賞)、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(山本周五郎賞)、『号泣する準備はできていた』(直木賞)、『真昼なのに昏い部屋』(中央公論文芸賞)、「犬とハモニカ」(川端康成文学賞)、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(谷崎潤一郎賞)などがある
森雪之丞[モリユキノジョウ]
1954年東京都出身。76年作詞作曲家としてデビュー以来、数々のヒットチューンを生み出し、90年代以降、多くのロック・アーティストからの支持に応え、先鋭的な歌詞の世界を築き上げる。近年は舞台・ミュージカルの分野でも幅広く活躍。2021年、作詞家デビュー45周年を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaoriction@本読み&感想リハビリ中
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riko
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