小学館文庫<br> 逆説の日本史〈23〉明治揺籃編

個数:
電子版価格
¥946
  • 電子版あり

小学館文庫
逆説の日本史〈23〉明治揺籃編

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月01日 06時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094068276
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0193

出版社内容情報

日本文化の構造的欠陥を糺す!

本書では、近現代史考察するための序論として「近現代史を歪める人々」と題したう1章を冒頭に特別に設け、日本民族が抱える最大の問題の一つである「バカトップ問題」について考察しています。
最高の教育を受け 優秀な成績を収めながら、一番肝心な常識がわかっていないエリートがなぜか組織のトップになってしまい、その組織を滅亡に導く……古くは、大日本帝国を破滅させた陸軍参謀本部、そして戦後は、「常識に欠け、きわめて傲慢」な点で旧陸軍と酷似した朝日新聞社が犯してきた罪について厳しく断罪します。
また、歴史教科書などではあまり詳しく触れられることが少ない「琉球処分」についても解説。沖縄はいかにして大日本帝国に編入されたのか? 朱子学を通して琉球史を概観することができます。
さらに、明治政府が行なった「宗教の整備」について、全国を吹き荒れた「廃仏毀釈」の凄まじさ――あの奈良・興福寺の五重塔さえもスクラップにして売り払われる寸前だった――に焦点を当て、宗教史にも造詣が深い著者ならではの独自の解釈を盛り込んでいます。

内容説明

1868年(慶応4)、政府の「神仏分離」政策に力を得た神社関係者は全国で仏堂を壊し、仏像や経典を焼却するなどの暴挙に出た。「廃仏毀釈」である。彼らにより古来の貴重な仏教遺産は悉く破壊された。あの奈良・興福寺の五重塔さえスクラップとして売り払われようとしたのである―。

目次

第1章 近現代史を考察するための序論 近現代史を歪める人々―日本を蝕み続ける「バカトップ」問題(歴史学者の良心とは何か?近現代史における「事実捏造」;朝日新聞編集幹部による「日本新聞史上最低最悪の記事」とは?;「世論を自分たちの望む方向に導くことこそ正義」という鼻持ちならないエリート意識 ほか)
第2章 大日本帝国の構築1 琉球処分と初期日本外交―朱子学という亡国の「毒酒」(言語、文化、宗教―琉球人のアイデンティティは日本に近い;家康が琉球を「王国」のまま存続させた深慮遠謀とは?;「琉球王国」カードを有効に使った薩摩藩の経済的センス ほか)
第3章 大日本帝国の構築2 廃仏毀釈と宗教の整備―「平和ボケ」ニッポンを「内教」で立て直す(欧米列強に負けないための「神道+朱子学」という新宗教;世界宗教史上でも類を見ない「民族宗教と世界宗教の対等合併」;「日本の神々こそ最高の存在」と説く「反本地垂迹説」理論 ほか)

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒。TBS報道局在籍中の80年『猿丸幻視行』で第二六回江戸川乱歩賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

46
第1章が左派批判なので目立つが、本書収録の3章全部が今までの再説だということに気付く。前巻で前近代が終わったので、燃え尽きたのではないか。体制を立て直すためにインターバルは欲しいが、連載は休めないための資料調べと関係の無い各議論というのが真相だと思う。とはいえ、廃仏毀釈が神道からの直接ではなく、朱子学の独善性排他性から悪影響を受けたという第3章は読む価値がある。孔孟の儒教と朱子学を分けて、仏教、神道との関係を論じている。日本人論、宗教論として整理できるのではないか。2023/01/06

だいだい(橙)

21
第一章が本シリーズ読者にはお馴染みの日本のメディア批判だったのはやや疲れるが、事実だから仕方ない。言論の自由は誰にもあるが、事実を歪めて自分の主張を通そうとする傾向はいただけないからだ。本論は廃仏毀釈の謎について。ケガレを担当するための仏教を残したという観点。しかし明治維新に伴い、寺院やその付属施設の破壊が行われたのは残念だ。真宗の生き残りを模索した僧が欧州に渡り、キリスト教やユダヤ教を研究したという話も興味深い。2024/11/16

ソラ

19
マスコミ批判、朱子学批判は作者の真骨頂。言ってることは的を得ていると思う。これだけで右翼と批判する人こそ偏っているのでは?2020/10/24

Mark X Japan

11
前半は,昔陸軍今朝日新聞。後半の琉球・廃仏毀釈も,前半の考えをベースに儒教・朱子学をおりまぜながらです。本当に,歴史に詳しい人の盲点を押さえています。教科書の事実の羅列という点が,繋がっていき線や面になっていくのは,爽快です。☆:4.52020/10/31

九曜紋

10
紙数の半分近くを占める現代マスコミ批判。「マスコミの良心」として崇められてきた朝日新聞、岩波書店的姿勢、価値観がいかにデタラメであったかを辛辣に描く。ここを理解し、押さえてておかないと、的確な歴史観など持つことはできない、という著者の覚悟を感じる。そして東アジアの国家に通底する「朱子学」の毒。井沢史観の面目躍如といった趣き。2020/10/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16610585
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品