出版社内容情報
二十五歳の女性が連続して狙われる事件が!
女優の衣川愛理は、ロケ中の休日を楽しもうと、京都・嵯峨野のトロッコ列車に乗車した。そこで、見知らぬ男から席を替わらないと命の危険があると脅される。男と席を替わった愛理には、結局何も起きなかった。数日後、東京と西伊豆で、女性が銃で殺害される。弾丸の線条痕から、使用された銃が同じであることが判明した。三人の女性を調べたところ、二十五歳で独身という点が共通項だった。
その後、千代田区と世田谷区の二つの区役所から、五年前の成人式の名簿が盗まれるという事件が発生する。
警視庁・京都府警・静岡県警の合同捜査が始まった。
十津川警部は、それぞれの事件との関連を指摘する。そして、犯人グループの狙いや動機について、十津川が推理した先には、ひとりの女性を巡ってのエゴイスティックな想いがあった……。
事件は、その後思いも寄らぬスケールで展開されていく。犯人グループとの全面的な対決となった驚愕のラストシーンとは!
内容説明
女優の衣川愛理は、ロケ中の休日を楽しもうと、京都・嵯峨野のトロッコ列車に乗車した。そこで見知らぬ男から、あなたは銃で狙われているから席を替わらないかと声を掛けられる。席を替わった愛理には、結局何も起きなかった。その後、東京と西伊豆で女性が銃で殺害される。使用された銃は同じであることが判明。三人の女性の共通点は、皆二十五歳ということだった。さらに、千代田区と世田谷区の区役所から五年前の成人式の名簿が盗まれる。十津川は、犯人グループの動機には、理不尽な想いがあると推理する。全面的な対決となった、驚愕のラストシーンとは!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。63年オール讀物推理小説新人賞、65年江戸川乱歩賞受賞。78年発表の『寝台特急殺人事件』がベストセラーとなる。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞、2005年日本ミステリー文学大賞、13年、デビュー五〇周年、十津川警部登場四〇周年を迎えた。19年、吉川英治文庫賞受賞。著作は六〇〇冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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