出版社内容情報
野村克也しか書けない「学べるプロ野球史」
ベーブ・ルースやルー・ゲーリックを中心とするメジャーリーグ選抜が来日し、全日本軍と戦い、沢村栄治が快投を見せた翌1935年、職業野球チーム「大日本東京野球倶楽部」が発足した。日本プロ野球の誕生である。
その1935年は、野村克也氏誕生の年でもある。
「私の人生は、日本プロ野球の歴史にほぼ重なる。ということはつまり、プロ野球界で起こった出来事の大部分を、当事者として体験、あるいはこの目と耳で見聞きしてきたといっても過言ではない。プロ野球で起こったさまざまな出来事について、記憶と記録を残しておくことは、私の責務である」(「はじめに」より)
沢村栄治から、ON
内容説明
ベーブ・ルースらメジャーリーグ選抜が来日し、全日本軍と戦った翌一九三五年、初の職業野球チーム「大日本東京野球倶楽部」が発足。その年、野村克也氏は生を受けた。「私の人生は、日本プロ野球の歴史にほぼ重なる。プロ野球で起こったさまざまな出来事について、記憶と記録を残しておくことは、私の責務である」。名選手、名勝負の裏エピソードはもちろん、ドラフト、野球選手とお金、マスコミとの関係、野村スコープ誕生、永久欠番など、グラウンド外での野村氏の持論も満載。『野村ノート』と合わせて読みたい、「学べる日本プロ野球史」。
目次
第1章 巨人こそがプロ野球だった(沢村栄治なかりせば、私もいない;私は大の巨人ファンだった;クビなら南海電車に飛び込みます!;ONが打つなら、おれも打つ;『ドジャースの戦法』と円城寺事件)
第2章 闘った!見た!考えた!(名監督の変遷;「夢の球宴」を取り戻せ;日本シリーズにふさわしい勝負とは;走塁のセオリー;助っ人外国人は必要か?;完全試合はなぜ減ったのか;日本人メジャーリーガー論)
第3章 チェンジアップをもう一球(野球=お金;名選手必ずしも名解説者にあらず;野球界はメディアとどう付き合ってきたか;永久欠番になりたければおれを抜け)
第4章 プロ野球の歴史を変えた出来事(「黒い霧事件」が残したもの;ドラフトの裏面史;FA制度は是か非か;球界再編と史上初のストライキ)
第5章 21世紀の、そして未来のプロ野球へ(野球レベルの低下とトリプルスリーの関係;二刀流は是か非か;「真のワールドシリーズ」を開催せよ)
おわりに プロフェッショナルとは何か
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年京都府生まれ。54年にテスト生で南海に入団。戦後初の三冠王に輝く。70年、選手兼監督に就任、ロッテ、西武でもプレーし、80年に四十五歳で現役引退。本塁打王九回、MVP五回などタイトル多数。90年よりヤクルト監督として日本一に三度導く。阪神、シダックス、楽天の監督も歴任。2020年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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