小学館文庫<br> 九十歳。何がめでたい (増補版)

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小学館文庫
九十歳。何がめでたい (増補版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094067668
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

128万部突破ベストセラーが待望の文庫化

2017年「年間ベストセラー総合第1位」(日販・トーハン調べ)のエッセイ集が待望の文庫化。新たに本書が売れに売れた後の「怒濤狂瀾の日々」を綴ったエッセイや、旭日小綬章を受章した際の爆笑記者会見の模様、畏友・瀬戸内寂聴さんの解説を収録しています。

小学生からお年寄りまで世代を超えてゲラゲラ笑いころげる面白さで、各界の著名人も笑って泣いて大絶賛!

◎安藤優子さん
「とにかく痛快でした。言いたいこと言って、縦横無尽に切りまくる。でも不思議なくらい温かい」

◎瀬戸内寂聴さん
「彼女の表現にはユーモアがあって、笑わせますよね。全28編、それぞれ必ず1回か2回は、思わずゲラゲラ笑ってしまいました」

◎辻村深月さん
「読み終えて本を閉じ、思わずにはいられなかった。九十歳、それでもやっぱりおめでたい、と」

◎又吉直樹さん
「本を読んで、久しぶりに笑いました!」

2018年に亡くなった落語家・桂歌丸さんは「この本は年寄りの教科書。佐藤さんの“角張った生き様"は老い先短い自分がどこに向かうか考える上で、とても参考になりました」と仰っていました。



【編集担当からのおすすめ情報】
単行本は驚くほどたくさんのかたに読んで頂けて、編集部には2万通をお超える読者ハガキが届きました。久しぶりにゲラゲラ笑って元気になった、親や祖父母の気持ちがわかった、自分も佐藤さんのようになりたい……1冊の本が世代を超えてたくさんの方に楽しんで頂けたことをとても嬉しく思っています。

『九十歳。何がめでたい』というタイトルには、佐藤さん曰く「ヤケクソが籠っています」。一度は断筆を宣言し作家人生の幕を下ろした佐藤さんが再び万年筆を執って綴った本書には「暴れ猪」佐藤節が全開。自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、時代の「進歩」を怒る、その硬軟織り交ぜた文章には人生を生き抜く「金言」が満載です。

今の世の中を一言でいえば「いちいちうるせえ」――という本書の言葉は大きな反響を呼びました。単行本発売から4年、平成から令和へと時代が移った今、佐藤さんの言葉は古くなるどころか、ますます光ります。単行本を読んで下さった皆さんにも手に取ってもらいたいと思って今回、文庫化にあたって、佐藤さんのインタビューや『九十歳』のその後の原稿も新たに収録しています。ぜひお楽しみ下さい。

内容説明

人生いかに生きるか、なんて考えたこともない。その場その場で突進するのみ―九十歳を過ぎ、もはや満身創痍の愛子センセイがヘトヘトでしぼり出した怒りの書。金言・至言の数々に小学生からお年寄りまで笑って泣いて大絶賛の声止まず、二〇一七年年間ベストセラー総合第一位に輝いた国民的エッセイが待望の文庫化!新たに、怒涛狂乱の日々を綴ったエッセイや、旭日小綬章を受章した際の爆笑会見の模様、冨士眞奈美さんとの対談などをたっぷり加えた完全保存版。

目次

こみ上げる憤怒の孤独
来るか?日本人総アホ時代
老いの夢
人生相談回答者失格
二つの誕生日
ソバプンの話
我ながら不気味な話
過ぎたるは及ばざるが如し
子供のキモチは
心配性の述懐
妄想作家
蜂のキモチ
お地蔵さんの申子
一億論評時代
グチャグチャ飯
覚悟のし方
懐かしいいたずら電話
思い出のドロボー
思い出のドロボー(承前)
悔恨の記
懐旧の春
平和の落し穴
老残の悪夢
いちいちうるせえ
答は見つからない
テレビの魔力
私なりの苦労
私の今日この頃
おしまいの言葉
単行本未収録集(『晩鐘』インタビュー「作家としての私はこれで幕が下りた」;エッセイ 大声という病;旭日小綬章受章記者会見「こんなことでよろしいのかしら」;対談 佐藤愛子×冨士眞奈美「何てめでたいひとりの日々」解説『九十歳。何がめでたい』刊行に寄せて/瀬戸内寂聴)

著者等紹介

佐藤愛子[サトウアイコ]
1923(大正12)年生まれ。甲南高等女学校卒業。69年『戦いすんで日が暮れて』で直木賞、79年『幸福の絵』で女流文学賞、2000年『血脈』の完成により菊池寛賞、15年『晩鐘』で紫式部文学賞を受賞。17年春に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カピバラKS

84
●カピバラKSの90歳老母は、認知症で外出も面倒くさいと言って嫌がるようになった。しかし、大正生まれの著者佐藤愛子90歳(現在100歳)は、頭が冴えて体も動き、令和の価値観に囚われることなく「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」を体現し、今日も元気に生きている。心身ともに健康で自由闊達な著者の老後には憧れるばかり。●著者は、昨今のガリガリ亡者の蔓延や正論を居丈高に振りかざす風潮に対し、諧謔を交えつつ悪口雑言を放つ。このとき、一見感情論を装いつつも、実のところ論理に隙がない。老御意見番の名エッセイである。2024/06/05

55
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/07/post-8350d2.html 映画がいい感じに仕上がっているといいのですが……。2024/07/19

ykshzk(虎猫図案房)

29
映画になると聞いて。こういう性格は長生きだとか、これ食べたら長生きとか、実はあまり関係ないのだろうと思い始めてる最近。周囲を見渡すとそんな気がする。だから最低限毎日ちゃんと生きることだと思うので「人生いかに生きるかなど考えたこともない、その場その場で突進するのみ」だという著者には共感。人生で最も大切なことは?などと軽く聞いてくるなと全てにおいて真面目で真剣な著者は憤る。人生相談の回答者にご自身がいかに向いてないかを度々書いておられるが、確かに世間に溢れている「気遣い」(に見えるもの)は本当の優しさか? 2024/05/01

yukaring

23
佐藤愛子さんの90才のエッセイ集。誰にでも忍び寄る"老い"をこんなにユーモアたっぷりに、しかも辛口のエッセンスを交えて語れるのは佐藤さんくらいかもしれない。満身創痍でヘトヘトになって絞り出したというエッセイは全然そんなことを感じさせないバイタリティー溢れたものばかり。色々な人を槍玉にあげながら笑って怒ってと忙しい毎日を過ごしている佐藤さんには是非、まだまだ現役でがんばってほしいと思う。2021/11/19

まぁみ

22
刊行直後電書を購入。が、読まずにそのままでした。最高!最高!まだ大学生だった頃、娘と私シリーズが好きで好きで、友達に勧めまくっていたこと、思い出しました(笑)。本作のいたずら電話の話は、昔も母娘でやっつけていたことを思い出して、懐かしくてほっこり。ストレートなもの言いと痛快な出来事の数々に、やはり…誰もが口を揃えて言うように、元気が出た!元気をもらえた!もう、仕方ないよね、元気出ちゃうんだもの。さて、このまま『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』に突入しまぁす♡2023/10/12

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