出版社内容情報
イタリアの人の美意識を描く傑作随筆集!
イタリア在住の人気エッセイスト・内田洋子が描く、イタリアの人々の美意識をテーマにした最新随筆集。
ミラノ、ボローニャ、カプリ島、ヴェネツィア、プーリアの山村の日常生活の中に見つけた音や色、味覚、
匂い、手触りを通して、イタリアの<美しいということ>の源を探る。
雨に沈むヴェネツィアで思い出すピアニストの人生『雨に連れられて』、美術館から盗み出された
名画の数奇な運命を辿る『それでも赦す』ほか珠玉の15編。
内容説明
「飛び散った赤や黄色、緑にピンクの絵の具の染みの向こうに、カプリ島の海が輝き、カザティエッロの滋味が舌先に蘇る。世紀の抱擁に身を包まれる」…。古代ローマから息づくイタリア人の美意識を描く傑作随筆集。ブックフェアで賑わうボローニャで過去の二つの悲劇に想いを馳せる表題作、雨に沈むヴェネツィアで回顧するピアニストの人生「雨に連れられて」、北イタリアの結婚事情と披露宴で出会った不思議な光景「流浪の人」、ラッファエッロの絵の数奇な運命をたどる「それでも赦す」ほか。日伊往来四十年余の著者が描く全十五話。
目次
ミラノの髭
見ている
甘くて、苦い
雨に連れられて
キス
風を聞く
赤い汗
ゆらり、ゆらり
緑の海
流浪の人
色に舞う
ハッピー・バースデー・トゥー・ユー
それでも赦す
ボローニャの吐息
イタリア、美の原点
著者等紹介
内田洋子[ウチダヨウコ]
1959年神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社ウーノ・アソシエイツ代表。2011年『ジーノの家 イタリア10景』で「日本エッセイスト・クラブ賞」、「講談社エッセイ賞」を受賞。2019年「ウンベルト・アニェッリ記念ジャーナリスト賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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