小学館文庫<br> 新選組 最後の勇士たち

個数:
電子版価格
¥924
  • 電書あり

小学館文庫
新選組 最後の勇士たち

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月25日 10時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066807
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

明治に生き残った男たちの挽歌

第10回舟橋聖一文学賞受賞作。

新選組最後の隊長・相馬主計と元隊士・安富才助。
土方歳三の最期を看取ったふたりは、戦いでそれぞれ腕と指を失ったものの、明治の世へと生き残った――。
流刑での島暮らしのなか、思わぬ邂逅と確執を経たふたりの人生は「御一新」の荒波に翻弄されていく。

痛切のラストまで一気読み必至! 松本清張賞作家が人の生き様、心の痛みを精緻に描ききった傑作時代小説!!

内容説明

新選組元隊士・沢忠輔の長屋に、新選組最後の隊長・相馬主計が割腹自殺したという報が届けられる。遺言は夏帯に墨で書かれた「一ツ」。その一語だけだった―。相馬と沢、そして同じく隊士だった安富才助は、箱館五稜郭の戦いで土方歳三の最期を看取った。この激戦では、相馬と安富もそれぞれ腕と指を失ったものの、彼らは明治の世へと生き残る。流刑での島暮らしの中、思わぬ邂逅と避けがたい確執を経た相馬と安富。やがて彼らの人生は、「御一新」の荒波に翻弄されていく―。人の生き様、心の痛みを精緻に描ききった傑作時代長編。第10回舟橋聖一文学賞受賞作。

著者等紹介

山本音也[ヤマモトオトヤ]
82年「宴会」で中央公論新人賞受賞、83年「退屈まつり」で芥川賞候補。休筆期間を経て、02年『ひとは化けもんわれも化けもん』で第9回松本清張賞受賞、『新選組 最後の勇士たち』(改題前『本懐に候』)にて第10回舟橋聖一文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

48
幕末の京で隆盛を極めた新選組。その明治以後の生き残り、相馬主計、安富才助、沢忠輔ら土方歳三の最期を看取った三人の行く末は交わり、離れつつ複雑に絡み合って行く。そして、相馬と安富の二人の葛藤が呼ぶ結末は。。。   多少の読みにくさはあるものの、所謂賊軍にあたる新選組に属する彼らの生きにくさはその通りだっただろうなと思わされるところもあり、納得の読書だった。★★★★☆2019/08/19

えみ

20
新選組の相馬主計は好きな隊士の一人。相馬の他、新選組の最後を見届けた安富才助・沢忠輔。彼ら元新選組隊士から見る明治の世とは…。動乱の世で徒花として散ることも出来ず、侍として果てることが出来なかった彼らが新たな世に翻弄され、一つずつ大切なものを無くしていく物語。変わらなければ生きて行けず、変わってしまえば失ってしまう。そんな運命に嘆く男たちの生き様、死に様に涙しながら読んだ。『新選組』とは何だったのか。相馬の割腹自殺の報が沢に届いたことから始まる、哀しくて虚しい最後の新選組隊長の死の背景。考えさせられる。2019/08/09

みこ

15
他作品のレビューでも書いたのだが、新選組というコンテンツに底がないのは関係者の誰を主人公にしても作品が成立しうることだろう。本書では明治以降の三人の新撰組生き残りを主人公に話が展開する。特に相馬主計と安富才助の人生の交錯が作品全体に重苦しい雰囲気を醸し出している。二人の函館での負傷の度合いが運命の分かれ道のように書かれているが、仮に相馬が片腕を失わなくともその場合、別の誰かが明治の世で相馬と同じ思いをしたと思うとやるせない気持ちになる。人が生きることの難しさを実感させられた。2019/09/15

ウッチー

9
 箱館で4指を欠損した安富才助と片腕を欠損した相馬主計。共に流罪となり、島暮らしでの2人の考え方は相反する。やがて免罪となり本島に戻るも、刀は無用の長者。欠損箇所の違いなのか、奇しくも島暮らしの考え方は2人を交差させてしまう。やはり人生で運は大きく、相馬の生き方に感涙する余りである。 2020/12/26

Falgorou

4
自分の信念や心の拠り所が悉く否定され、消滅した新時代で、何を支えに生きていけばいいのだろう?どんなに絶望した所で、それぞれに平等に明日は来てしまう。でも心が追いつかない。追いつかないというより、旧時代に残してきてしまったようだ。そういう人達の苦悩は、時代は違えど、どんなに努力しても、その時の運の違いで得られなかった夢に失望して無気力に陥る現代人にも通ずる所がありそう。だから彼らの焦りや諦め、嫉妬、自身への卑下や申し訳なさといった負の感情が手に取るように分かるし、深く感情移入してしまう。ラスト号泣必須。2020/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14129244
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。