小学館文庫<br> ロマンシエ

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小学館文庫
ロマンシエ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094066036
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

乙女な心を持つ美術系男子のラブコメディ!

有名政治家を父に持つ遠明寺美智之輔は、子どもの頃から絵を描くことが好きな乙女な男の子。恋愛対象が同性の美智之輔は、同級生の高瀬君に憧れていたが、思いを告げることもないまま、日本の美大を卒業後、憧れのパリへ留学していた。
ある日、アルバイト先のカフェで美智之輔は、ぼさぼさのおかっぱ髪でベース形の顔が目を惹く羽生光晴という女性と出会う。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも美智之輔が愛読している超人気ハードボイルド小説の作者。訳あって歴史あるリトグラフ工房idemに匿われているという。
過去にはピカソなどの有名アーティストが作品を生み出してきたプレス機の並ぶその工房で、リトグラフの奥深さに感動した美智之輔は、光晴をサポートしつつ、リトグラフ制作を行うことになるが、ある大きな転機が訪れる。


【編集担当からのおすすめ情報】
単行本刊行当時、小説『ロマンシエ』に登場したパリのリトグラフ工房「idem」とコラボした展覧会を東京ステーションギャラリーで開催しました。その際、展覧会の図録に寄せた掌編を文庫に特別再録。小説(フィクション)と展覧会(リアル)が交差した奇跡の展覧会開催までの舞台裏がわかる特別寄稿も掲載しています。これを読めば『ロマンシエ』の全てがわかるコンプリート版です!

内容説明

政治家を父に持つアーティストの卵・遠明寺美智之輔は、恋愛対象が同性の乙女な男子。同級生の高瀬君への恋心を秘めたまま、日本の美大を卒業後、単身、パリへ留学した。ある日、美智之輔は印象的な風貌の羽生光晴という女性と知り合う。偶然にも彼女は、美智之輔が愛読する超人気小説の作者で、訳あってリトグラフ工房に匿われていた。過去に、ピカソなどの有名芸術家たちが作品を生み出してきたプレス機が並ぶその工房で、リトグラフに魅了された美智之輔は、光晴の生活をサポートしつつ、リトグラフ制作をすることになるが―。

著者等紹介

原田マハ[ハラダマハ]
1962年東京都生まれ。2005年『カフーを待ちわびて』で第一回日本ラブストーリー大賞を受賞し作家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で第二五回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

538
実にマハさんらしい。主人公は自分の性について疑問を抱えて生きている美大生の美智之輔。同級生の高瀬くんへの恋心を隠してパリに留学。彼の高瀬くんを慕う気持ちが切なくいじらしい。パリの風景、作中の美智之輔のファッションへのこだわりや、彼らが食すパリの(B級)グルメも、その場に居合わせたかのように楽しめる。今までリトグラフには興味を持てなかったんだけど、彼らの工房で作られた作品、是非鑑賞してみたい。2022/05/27

bunmei

292
マハさんと言えば,美術絵画をモチーフにしっとりとした芸術の奥深さや人の縁を感じさせますが、今回の作品は、少しいつものマハ作品とは違います。主人公は芸術家をめざす一人の青年。ここまではマハさんらしいのですが、実はこの彼、恋愛対象が男性という乙女チックな男子。そんな彼のバイト先で出会った、一人の女性。凄まじい勢いでパソコンのキーボードを打つ彼女は、偶然にも彼の愛読小説の作者『ロマンシエ』。この奇妙な取り合わせの凸凹コンビが織りなす、ラブコメに仕上がっています。マハさんの意外な作風が感じ取れる一冊です。 2019/02/19

hit4papa

196
パリへ留学した美大生 美智之輔の、愛と友情と冒険(?)とアートな物語。政治家の跡取りとして期待されながら、美智之輔は心が乙女な男子。愛しの高瀬君に思いを告げられぬまま、パリではうだつの上がらない日々を送っています。そんな中、美智之輔は、敬愛してやまない小説家羽生光晴と偶然出会って…。コメディとしては気恥ずかしくなるようなくだりがあるものの、くすりとなるシーンが散見されるし、著書の振れ幅の大きさを堪能できます。アートの面では、リトグラフとは何ぞや、を知れます。ただし、美智之輔の恋の顛末は微妙ですね。2023/06/07

けいご

194
普段、夢や希望や本音は人目を気にして心の底に押さえつけてしまう事に慣れてしまっているけれど、そんな時は叫んでみな?一度叫んでしまえば自由の風が吹き始めるから★っと言われたような気がする1冊でした★なんだろうねwこの本を例えるならルパン「カリオストロの城」のラストシーンに出てくるお爺さんが言ったセリフで「気持ちのいい連中じゃな」ってな感じの本だね★良いアートは気持ちのいい連中から生まれくるもんなんじゃwなんつってw2021/05/27

さてさて

151
『「ロマンシェ」を書くことは私にとっても格段に楽しいひとときでした』と原田さんが語るこの作品。『お笑いのような文体』が彩るエンタメを意識したこの作品。最初から最後までドタバタ劇で盛り上がる世界の一方で、人知れず悩み苦しむ主人公の姿がふっと浮かび上がるこの作品。そんな原田さんの描くお笑いの世界は、定石通りの”笑いの中に涙あり”、ちょっぴり切ない物語でした。異色のラブコメディとして、原田マハさんの作品世界の懐の深さを改めて垣間見た、そんなとても印象深い作品でした。2020/09/19

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