小学館文庫<br> 長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖〈3〉死守

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小学館文庫
長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖〈3〉死守

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094065350
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

人足寄場はなくしてはならぬ!好評第3弾!

阿比留平之助と弥五平は、上野山下で無宿者たちが狼藉を働く現場に遭遇した。その頭となっているのが、人足寄場を出た戸佐造と又次だった。死者と多数の怪我人が出た無宿人による騒ぎは、さらに続き、江戸中に知られることとなった。一連の事件は、人足寄場が無宿者の更正に役立っていないのではないかという意見を生み、幕閣の中には人足寄場の廃止を唱える者も出た。
戸佐造と又次の行方を追う平之助は、一味が寄場にいた者や商品を売り歩くために市中に出ている人足寄場の者に声を掛けていることを掴む。
平之助は、人足寄場を廃止させないために、町方から存続を願う嘆願書を書いてもらおうと考えた。春の高潮の折りに、寄場の修復費用を出してもらった、町年寄三名を訪ねた平之助は、三人の心を動かすことに成功する。そして、寄場の存続が決定した。ただ、無宿者による騒ぎが起こったら、廃止すると言われる。
戸佐造と又次を捕らえようと調べを進めると、平之助は背後に某藩と結んだ商人がいることに気がついた。騒ぎを起こそうとする動きを掴んだ平之助だったが、一味の偽の動きに騙され………。黒幕も含めた一味を捕らえることが出来るのか。





【編集担当からのおすすめ情報】
『おれは一万石』シリーズが好評の著者による、シリーズ第3弾です!解説は、文芸評論家の菊池仁さんです。

千野 隆司[チノ タカシ]
著・文・その他

内容説明

無宿人たちが店を襲い狼藉を働くという騒ぎが続き、人足寄場を出た戸佐造と又次が、その頭となっていた。さらに二人は、年季を終え寄場を出た者や、寄場で作った品々を町に売りに出ている者を仲間に引き入れようと声を掛けていた。一連の事件を受けて、幕閣の中からは人足寄場の廃止を唱える者も出た。平之助は、町年寄三名のもとを再び訪れ寄場の意義を説いた結果、寄場存続を願う嘆願書が出され、廃止はまぬがれた。しかし、騒ぎは収まる様子がない。さらに調べを進めると、背後に某藩と結んだ商人の思惑が浮上した。新たな騒ぎの動きを掴んだ平之助だったが…。

著者等紹介

千野隆司[チノタカシ]
1951年東京都生まれ。國學院大學文学部卒。90年、「夜の道行」で小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

一五

10
寄場を出た無宿人が悪事を。どうする平之助。2021/06/29

高橋 (犬塚)裕道

8
星3.5。平之助、頑張りました!明乃も大活躍。面白かった。2023/09/02

コブタ

6
長谷川平蔵が作った人足寄場をタイトル通り「死守」する平之助と、それを助ける周りの人との繋がりが段々と強くなっていく。町年寄の3人までもが援助をするし、長谷川平蔵の理解者であった京極高久も平之助の手腕を認めていく。最後はお久邇との今後が気になる終わり方。シリーズ続いて欲しい。2021/01/31

ひさか

2
2018年7月小学館文庫刊。書下ろし。シリーズ3作目。たいそうなタイトルだなと思ったが、人足寄場の閉鎖を守り抜いた平野助達の活躍は、まさに死守に値する。2018/09/24

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