小学館文庫<br> 長崎新地中華街の薬屋カフェ

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小学館文庫
長崎新地中華街の薬屋カフェ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094065299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

お疲れ女子を癒す、中華菓子と極上美青年!

ドラッグストアで働く藤子は、優秀な営業成績を認められて、長崎の店舗へと配属されることに。中華街の近くにある新しい職場で心機一転、がんばろうと張りきるが、売上げのプレッシャーにさらされ、お客様のクレームにあたふたし、スタッフの複雑な人間関係に翻弄され……心労がたまった藤子は、もはやダウン寸前! ある日の仕事帰り、ついに道ばたでうずくまってしまう。そんな藤子を助けてくれたのは、華やかな中国服を着た、人懐こい“わんこ系美青年”だった。
長崎新地中華街にある「薬屋カフェ」で働いているという青年ワンは、美容と健康にいい中華菓子と中国茶に、いまの藤子に必要な成分がぎゅっとつまっているという。黒蜜牛乳プリンに馬拉カオ、南瓜の花巻に飴餡の焼き餅、雪花氷。豊富な薬膳知識ととびきりの笑顔でワンが勧めてくれるのは、美味しくて体に優しい甘味たち。その甘さと彼の笑顔で、藤子はゆっくりと自分を癒していく――。
お疲れならば、長崎中華街へ! 働く女子の心と体にうれしい、癒しと恋の物語。


江本 マシメサ[エモト マシメサ]
著・文・その他

加々見 絵里[カガミ エリ]
イラスト

内容説明

ドラッグストアで働く藤子は、優秀な成績を認められて長崎中華街近くの店舗へと配属される。張り切る藤子だが、売り上げのプレッシャーにさらされ、スタッフの人間関係に翻弄され、心労がたまって、もはやダウン寸前!道端でうずくまる藤子を助けてくれたのは、華やかな中国服を着た“わんこ系美青年”だった。中華街の「薬屋カフェ」で働いている彼は、いまの藤子に必要なものがぎゅっとつまった中華菓子を勧めてくれる。彼の薬膳知識と人懐こい笑顔に、藤子の心は癒されて―。お疲れならば、長崎中華街へ!働く女子の心と体にうれしい、甘味と恋の物語。

著者等紹介

江本マシメサ[エモトマシメサ]
長崎県出身。2015年、Web連載していた『北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし』が書籍化されデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まろんぱぱ♪ 

59
裏表紙には甘味と恋とありますが、個人的には、お仕事小説♪に分類(笑)大きな事件やミステリーがあるわけでない、仕事ができるだけに、藤子の成長物語なわけでもない、淡々とそして心温かくドラッグストアの日常が描かれます。心が疲れた藤子を癒すのは薬屋カフェのお菓子とお茶。ワン君との穏やかな楽しい時間とカフェのマスターの煎れたお茶は、藤子の疲れた体と心を癒してゆくのです。マシメサ先生の「北欧貴族と猛禽妻」のような愛情物語を期待したら、軽く肩透かしでした(笑)が、楽しい時間でした。ラストお互いの気持ちを確認なので次に!2020/07/22

野のこ

56
面白かった。長崎の街や中華街の雰囲気も楽しめたし薬屋カフェも素敵でした。自分は子どもの頃、花巻が大好きでよく食べてたけど南瓜の花巻も美味しそうだったし、牛乳プリンのレシピが簡単でやってみたいって思った。お仕事小説でもあって籐子さんの職場であるドラックストアのあれこれも知れて興味深かった。チャラい兵籐さんも面白かったけど、やはりレトリバー犬のようなワン君が可愛い。中華服っていいな♪表紙も好き。ラストの健全なお付き合いにほっこり。次巻も読みたいです。2020/02/24

よっち

56
優秀な営業成績を認められ長崎の店舗へと配属されたドラッグストアで働く藤子。そんな彼女が仕事で遭遇する出来事や長崎新地中華街の「薬屋カフェ」で働く青年・ワンとの出会いが描かれるお仕事小説。真摯に働く藤子が直面する身近な店舗ならではのエピソードや人間関係の難しさ、薬屋カフェらしい美味しい食べ物や飲み物の話は興味深くて、全体としては恋愛小説というよりはやや仕事の方に比重が置かれた展開だったかなと感じましたけど、愛人さんの謎含めてわりと鈍感な藤子さんが遠回りしながらも心を通わせていく結末はなかなか良かったです。 2018/08/21

ami*15

55
同作者の『オランダ坂の洋館カフェ』と似たようなタイプのお話だけど、甘いお菓子や長崎の名物、そして薬局ネタの数々がとても面白くて作者の個性が見られる作品だったかなと思いました。藤子はドラッグストアで好きな物に囲まれながら仕事をしているものの、一方で人間関係や商品の売り上げなどのトラブルも多い。そんな彼女を癒してくれるのが薬屋カフェのワン君であり、藤子がワン君を犬のように可愛がりながら仲良くなる姿を見るたびにほんわかとした気持ちになりました。長崎と中国の文化が独自に融合した長崎中華街、いつか行ってみたいです。2018/07/30

はなりん

51
ドラッグストアに勤めるヒロイン藤子と、夜だけ中国茶の薬膳カフェで手伝いをしているワン君の、ほのぼの日常のお話。ワンコ系ヒーローのワン君が可愛くて素敵!こんなに素直に好意を示されたら、瞬殺されそうです。そしてお茶やスイーツやご当地の食べ物がおいしそうです!2018/11/03

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