出版社内容情報
14歳の少女とビートルズの物語
「オール・マイ・ラヴィング」とビートルズは歌う。
聴いていると、だんだんわたしは内側からわたしではなくなっていく。外側にくっついているいろいろなものを振り落として、わたしは半分わたしではなくなる。ビートルズに染まったわたしとなる。
《最初から最後まで、この本のあちこちからビートルズがこぼれてくる。ほんとうにこぼれてくる。本を閉じても、まだ聞こえる》――(江國香織・評)
ビートルズ日本武道館公演――50年前の「あの時代」を等身大の少女の目で見つめた感動の少女小説。夜行列車で、ビートルズ日本公演を観るために家出して東京へ向かう少女の姿に、思わず目頭が潤む。
岩瀬 成子[イワセ ジョウコ]
内容説明
一九六六年―ビートルズが日本にやってきたあの年。十四歳の少女が住む小さな町にビートルズファンは一人だけだった。母を亡くして父と姉の三人で暮す「わたし」と町の大人たちやクラスメイトとの交流を描きながら、「あの時代」を等身大の少女の目でみつめた、心ふるえる長篇小説。
著者等紹介
岩瀬成子[イワセジョウコ]
1950年山口県生まれ。77年『朝はだんだん見えてくる』で作家デビュー。『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で産経児童出版文化賞と小学館文学賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の二作で路傍の石文学賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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